「君は怒りたくて怒ってるんだ」

 

すぐ怒る人って、実は短気だから怒ってるわけじゃないんだそうです。

 

自分が怒ったときに相手が言うことを聞いてくれたとか、ある種の成功体験が積み重なって、怒り方のクセやパターンを自分で構築しているのだとか。

 

怒ればなんとかなる

 

こんな「間違った学習」をしているかもしれないんですね。

 

 

怒らない体質になる

そもそも怒りがわいてくるのは、「睡眠不足」「運動不足」「栄養不足」「勉強不足」の〈4つのものが不足している〉ことが原因なのだそうです。

 

なかでも一番問題なのが、「睡眠不足」

これが続くと、体はヘトヘト、頭も心も空回り、イライラしやすくなる悪循環につながります。

 

興味深いのは「勉強不足」

イギリスのサセックス大学の研究によると、たった「6分間の読書」でも、現代人のストレスの68%を軽減する効果があるそうです。

 

 

やったやったー!

 

 

「考えグセ」「口グセ」を点検

相手とのちょっとした考え方や意見の違いで、言い争いになることはよくあること。

「自分が正しい」となると、怒りや争いにつながる、だからといって「自分は正しくない」と思うことは「自己否定」や「自信喪失」につながります。

 

そこで、「なるほど、あなたはそう思うんだね」

相手が違う意見を持っていることを否定も肯定もしない。

 

「間違っている」ではなく「違っている」

相手が間違っていると思うと腹が立ちますが、「違っている」なら、まあ、そうかと思いますよね。

 

「お互いの違いを認め合うことからはじめましょう」と提案されています。

 

 

心ない相手から、自分を守る

「悪意ある相手の攻撃をかわしたい」

「グサッと傷ついたら、どうすればいい?」

「息苦しい人間関係から解放されるには」

といった困った状況から、自分を守るコツも紹介されます。

 

 

 

 

怒りの気持ちは、「寂しさ」、「悲しさ」、「孤独感」など、つらい気持ちから生まれるとも言われます。

 

ついカッとなる気持ちを数秒抑えて、怒りの背後にある自分の「本当の気持ち」に目を向けてみる。

 

そうすれば、いっときの感情に流されて、大切な人と心の距離を広げずにすむかもしれません。

 

良好な人間関係を築いていく上で最も大事なのは、「相手を受け入れること」ではありません。

 

実は、もっと大切なことがあるんです。

それは、「自分自身を受け入れること」です。

 

「あなたがどれくらい、他人を受け入れられるか」は、

「あなたがどれくらい、自分を受け入れているか」ということに比例します。

つまり「自己受容」ができる人ほど、「他者受容」もできるのです。

 

怒りの原因は様々ですが、多くの場合、その原因は自分の中にあるんです。

 

 

さて、自己受容、できているかな?

 

 

 

2022年1月25日発行

すばる舎

 

 

 

 

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