著者の紫苑さんは、母子家庭で、仕事はフリーランス。
そのため、常に漠然とした不安を抱えながら生活していたといいます。
追い打ちをかけるようにコロナ禍で仕事が激減。
振り込まれる年金は月5万円です。
人生ではじめて、お金に向き合わざるを得なくなったそうです。
69歳のときです。
食
① 一人でも三食きちんと食べる
② 食費は月に1万円前後
③ 安く、美味しく、かつ栄養あるメニューを考える
ちょっと待って
ひと月1万円?
1000円のランチを食べたら、10日でなくなるじゃないか~
当然、自炊です。
ある日の朝食は自家製パン、ヨーグルト、シリアルなど、昼は麺類が多く、夜はたんぱく質を中心にという食事は、きれいに盛りつけられ、食欲をそそります。
衣
洋服はリメイク
襟に刺し子をほどこしたユニクロのワンピース(リサイクルショップで買ったもの)など、プチプラながらおしゃれです。
着物が趣味の紫苑さんですが、和装姿のお写真も数点あって、とてもすてきです。
住
64歳のとき、一念発起して、築40年の一戸建てを購入。
貯金はなくなったものの、家賃を払わなくてよい暮らしはストレスがなくなり、友人からもらった絵を飾るなど、すっきりとしていながら、好きなものに囲まれる暮らしです。
もともと着物ブログをやっていた紫苑さんですが、コロナを機に「節約生活」を発信するようになりました。
月5万円での心豊かな暮らしぶりが共感を呼んで、人気ブログになっているようです。
私も自炊しよう……かな
2022年7月21日
大和書房
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