『大竹伸朗展』は国立近代美術館で行われていたので、所蔵品展も見られます。
これがなかなかのボリュームで全部はちゃんと見てないのですが、気になった作品をいくつかご紹介したいです。
(というか自分の備忘録ですね)
お部屋に入って、思わず「うわっ」と声を上げてしまったのは
原田直次郎《騎龍観音》1890年
ドイツで油彩を学んだ原田が、帰国後、手がけた仏画のようです。
岸田劉生《人類の意思のための下絵》1914 大正3年頃
野田英夫《都会》1934 昭和9年
野田英夫は、1908年(明治41年)、移民の子としてアメリカに生まれ、30歳で亡くなるまで、社会の底辺に生きる黒人労働者や子どもたちを描いたそうです。
手前に授乳する若いお母さんと働く人が大きく描かれた、心ひかれる絵です。
小磯良平《カンバル攻略》(倉田中尉の奮戦)1944 昭和19年
藤田嗣治《大柿部隊の奮戦》1944 昭和19年
川端実 《リズム》 1958 昭和33年
末松正樹《プロヴァンスにて》1955 昭和30年
カラン(ハラン)とは創世記においてアブラハムが立ち寄ったとされるトルコ南東部の地名です。
下村良之助《飛翔への抵抗》193-64 昭和38-39年
星野愼吾《失題・歯車》1952 昭和27年
最寄りの駅は地下鉄の「竹橋」です。
今さらですけど、竹橋って「橋」なんですね。
ごらんいただきありがとうございます。