一枚だけの、美術展。

 

丸紅コレクションの中から、ボッティチェリ《美しきシモネッタ》だけが展示されます。

 

行こうとは思っていたのですが、とんとんさんのご紹介で、ますます見たくなりました。

 

丸紅ギャラリーで「美しきシモネッタ」を観た!|とんとん・にっき

 

《美しきシモネッタ》を描いたボッティチェリは、イタリアのウフィツィ美術館にある《春》や《ヴィーナスの誕生》を描いた画家でもあります。


それらの絵にも描かれているシモネッタは、1453年に富裕な商人の娘として生まれ、ヴェスプッチ家に嫁ぎ、フィレンツェに住みます。彼女は、その美しさから馬上槍試合の勝者に兜を渡す女神役に選出されるなど、よく知られる人だったみたいです。

 

しかし、1476年、彼女は肺結核のため23歳の若さで亡くなります。

 

彼女は死後も、ボッティチェリをはじめ、多くの画家や詩人たちによって描写され、その「比類なき」美は後世まで伝えられたそうです。

 

1969年にイギリスから1億5000万円で輸入されたこの絵には、真贋騒ぎもあったとか。

無事に本物であることが確認されてよかったです。

 

 

 

さてさて、一枚だけの美術展ですが、意外にも関連する説明をじっくり読む人が多く、実際の絵の前はガラガラです。

 

 

 

 

間近に見た絵からは、額縁の豪華さもあってか、浮き出るような立体的な印象を受けました。

 

一枚だけなので、じっくり見られてよかったです。

 

 

入館料は500円

日曜、祝日はお休みで、展覧会は1月31日まで

和装で行くと無料になりますが、和服姿の人はいなかったなあ。

 

 

お読みいただきありがとうございます。