月刊誌『散歩の達人』2013年8月号から2017年4月号まで連載された文章に、書き下ろし2篇を加えた、池内紀さんのお散歩エッセイです。

 

幸田露伴、幸田文、永井荷風、内田百閒などのお散歩本を片手に、紹介されている土地を散歩します。

 

池波正太郎『江戸切絵図散歩』では、JR目黒のあたり

安藤鶴夫『わが落語鑑賞』では、日本橋

安西水丸『ちいさな城下町』では、ちょっと足を延ばして埼玉県の行田まで

 

 

 
 
池内さんは、散歩の利点を
一、思い立つと、すぐに出られる。
二、交通費がほとんどかからない。
三、疲れないし、おまけがつく
と挙げてます。
 
 
 
 
池内紀的おすすめスポットが挿絵つきで紹介されてます。
 
 
 

 

近いからといって、その土地、その町を知っているわけではない。未知という点でいうと、へだたりが五キロであれ、五十キロであれ、五百キロであれ、実質的には同等である。未知と出くわし、思いがけない経験をする点でも、散歩と大旅行に本質的な違いはない。

 

 
思い立ったら、すぐ散歩。
寒いと、こもりがちになりますが、やっぱり散歩はいいですね。

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございます。