今月の日経『私の履歴書』は漫才師の西川きよしさん
期待して読み始めた初日は、議員時代のことや文化功労者に選ばれた話など
お堅い話だなと思ったら、最終段落で「ずいぶん大げさな前書きになってしまった。どちらか言えば生まれついての生真面目さが持ち味」とあり、ハッとしました。
おもしろさやわかりやすさがもてはやされる昨今
生真面目だっていいじゃないか
マジメ上等!
2日は父親が知人の保証人になって借金の取り立てにあい、夜逃げ同然で高知から大阪に引っ越したこと
3日は貧しい家計を助けようと、子どものころからいろいろな仕事を経験したことなどに触れられています。
「他人の悪口を言ってはいけない」
「人様をうらやましがるな」
「良いときも悪いときも、幸せには平均点がある」
母の教えは長じて、人間形成に欠かせない栄養だったと思うようになったとありました。
1日にはアントニオ猪木さんの訃報が……
スポニチは見開きで特集
今年7月に行われたインタビューが載せられていました。
ムハマド・アリとの「格闘技世界一決定戦」について書かれていたのは、スポーツライターの二宮清純氏です。
「猪木は寝てばかり」「アリこそ逃げ回ってばかり」
「世紀の凡戦」という冷めた声が巷に満ちる中、野坂昭如さんだけは
「格闘技のプロが、本気になって喧嘩するなら、見せ物にはならぬ」と論じたそうです。
記事では興行的には失敗したものの、これが後のイラクの日本人人質解放につながったとありました。
アリ戦は観てないのですが、子どものころ、コブラツイストや卍固めの真似をしてよく遊びました。
バカになれ
恥をかけば本当の自分が見える
猪木さん
おつかれさまでした
お読みいただきありがとうございます。