湘南に開高健記念館があるということを『ジジイの片づけ』で知って、行ってみたいと思っていたのですが、こんな本を見つけました。

 

2021年9月30日初版発行
河出書房新社
 
 

作家の開高健さんが44歳のときから暮らした家が没後、記念館として公開されています。

 

開高記念文庫は杉並にあって、そちらは27歳で芥川賞を受賞した後、構えた家だそうです。

 

 

 

その両方に残る開高さんの本棚と開高さんの文章が紹介されています。

 

昭和5年大阪の上本町五丁目生まれ。

大阪の南郊に引っ越してからは、戦争で本など読んでるひまもないはずが、手当たりしだい乱読をしていたといいます。

 

あらゆる家庭が疎開でがらんどうになって、本を読もうと思えば読み放題だったというのです。

 

中学生のころからフランス文学に親しみ、無人島に持っていきたい本はサルトルの『嘔吐』

 

書斎にはかなり読み込まれた『言海』が置かれていたそうです。

 

 

 
 

「月刊カドカワ」で1984年から85年にかけて掲載された『名著ゼミナール今夜も眠れない』からは30冊を厳選して紹介

 

「性欲、食欲と匹敵する想像の欲求を完全に満たしてくれる本、眠るのも惜しい、オシッコに行くのも惜しい、そういう本を巷にあふれる本のなかから厳選し、テキストとして、人間を語り、人生を語り、自然を語り、文学を語ろうというのが、当ゼミナールの趣旨である」

 

 

紹介されている本は

 

 

 

 

 

 

 

 

どれもおもしろそうです。

 

 

 

お読みいただきありがとうございます。