読書メーターさんでまとめてもらった8月に読んだ本の記録です。
今月も少なめ。
「ボケ」ない鍵は「前頭葉」。インプットよりアウトプット。無理して「勉強」するのではなく、年を取ったら今まで蓄積したものをアウトプットすることにエネルギーを注いだほうがよい。今まで蓄積したものがない人はどうしたらいいの?「「生涯、勉強」もアウトプットが前提なら、然り」ああ、よかった。
読了日:08月30日
きっぱりとした語り口、迷いのない「片づけ道」です。「ギター職人の片づけの極意」「種差海岸の別荘」などのエピソードがよかったです。「薬箱は整理整頓をしないほうがいい」というのも参考になりました。「死んだあとの片づけ」にはホロリとさせられます。★★★★★
読了日:08月29日
坪内さんの妻として書いておかなければという使命感さえ感じた。坪内さんについて語られることは、本や雑誌について語られることでもあり、また読みたい本が増えてしまった。
読了日:08月28日
新型とはいえコロナウイルス、つまり季節性の風邪に対する対策をとればよかったという先生の主張には共感します。人と人の接触を減らすのではなく人とウイルスとの接触を減らせばよかったのであれば、緊急事態宣言などの対応はやり過ぎだったのでしょう。ワクチンに関して、妊婦に対してはリスクとメリットを考慮し、慎重にすべき、子どもにはしてはいけないという点はもっと議論されるべきでしょう。今市事件の弁護側の証人として先生が関係していることは知りませんでした。興味深かったです。
読了日:08月28日
健康はすべて「腸内環境」が決める。●朝一番にレモン水でデトックス。●糖質を控え、野菜・果物をしっかり摂る。運動の習慣のない人には習慣化のための作戦も参考になると思う。「寝る前に10回深呼吸をする」はやってみよう。「体との対話」の習慣がゴール。「最高の名医とは自分自身」そのとおりだと思う。
読了日:08月27日
Dr.クロワッサン 疲れがとれる! 眠るコツ。 Dr.クロワッサン
よい睡眠のための基礎知識「疲れるってどういうこと?」の中の交感神経と副交感神経の図がわかりやすかった。上質な睡眠がもたらすいいこととして01疲れにくい体になる。02免疫が上がる。03記憶力がアップする。06美容効果。09心の安定。など。右を下にして寝る。紫外線は疲れのもと。ダルビッシュ選手は登板した日はお風呂も入らない(疲れてるときはそれ以上疲れないように)というのが参考になった。疲れがとれる食材として(鶏むね肉)。レシピもおいしそう。
読了日:08月27日
ドードーをめぐる堂々めぐり――正保四年に消えた絶滅鳥を追って
江戸時代初期、絶滅間近のドードーがオランダ船に乗って長崎・出島に来ていたらしい。日本に来たドードーの行方は筆者の懸命な調査によってもたどることはできなかったが、四国、長崎、ヨーロッパ、ついにはモーリシャス島にまで渡る旅は読みでがあった。資料を押さえ、しっかりと歴史を描きながら楽しく読めたのは、著者の筆力によるものだろう。
読了日:08月26日
なぜ眠るのか 現代人のための最新睡眠学入門 (ナショナル ジオグラフィック別冊)
睡眠障害、動物の睡眠など、睡眠にまつわる最新の科学の紹介。2017年、米国睡眠医学会が中学と高校の始業時間を午前8時半に遅らせるように呼びかけ、応じた学校の生徒は成績が向上したという事例が興味深かった。「ティーンにとって、午前6時に起きることは、成人が午前4時に起きろと言われるのと同じことだ」そうだ。良質な睡眠は健康を維持し、ご機嫌に暮らすために必須。
読了日:08月23日
運動と食事制限で膝の不調の多くを手術なしで改善できるという。人工膝関節置換術の優れた技術を持つ著者が、実際に多くの患者に指導して得た結果には説得力がある。歩けなくなる原因として頭が前に出る姿勢と歩き方を挙げ、改善するための運動も解説。100年歩けるように実践したい。
読了日:08月20日
今の時代に即通じるものがあった。なぜ日本人は本書を参考にしなかったのかと思えるほど、今問題となっている点を、明治期に既に指摘していることに驚いた。どこから読んでもすっと入ってくる内容で、人として忘れたくない教訓が得られる。
読了日:08月18日
マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
変化は恐れるものではなく楽しむもの。あらゆるものが市場化する社会にあって問われるのはマーケット感覚。鍛える方法として①プライシング能力を身に着ける②インセンティブシステムを理解する③組織ではなく、市場に評価される方法を学ぶ④さっさと始めて失敗の経験をたくさん積む。★インセンティブシステムを理解するのに大切なのが、自分の欲望に素直になることというのが興味深かった。自分の欲しいものがわからなければ、他人の欲望を理解するのも難しくなる。既存の考えから自由になるヒントがもらえた。
読了日:08月18日
ベストセラー作家による「本屋さんの思い出」これは楽しいです。読んでいるそばから自分と本屋さんの思い出も蘇る。
読了日:08月13日
ディープな世界。北区にある中之島とか。なんとも言えない味わい。
読了日:08月12日
立花隆 最後に語り伝えたいこと-大江健三郎との対話と長崎大学の講演 (単行本)
立花さんが東大に入学した1959年、被爆国として原爆の実態について世界で訴えたいと、友人と2人で組織して活動資金などの支援を要望して回ったということは知らなかった。日本人なら誰でもピンとくる原爆に対する感情は世界では共有されていないという。コンゴ独立に際して悲惨な引き揚げを経験したベルギー人と、香月泰男の「赤い屍体」を並べ、戦争経験者から聞きたいのは、いかに戦争の被害を受けたかではなく、戦争の加害者となってきた部分だと語る。保坂正康さんの解説は難解だった。
読了日:08月10日
だれもが知ってる映画『七人の侍』。その撮影場所を紹介した書物は『黒澤明 夢のあしあと』ぐらいしか存在せず、いまだ明らかにされていない撮影現場も多いという。スタッフや出演者の多くが亡くなっている現在、その特定は困難を極める。それぞれの土地でこの映画に関わった人との出会いと貴重な証言から、世田谷・御殿場、伊豆などにまたがるロケ地の謎を探る。写真も多数掲載され、特に黒澤ファンではないが興味深かった。「「成城石井」がああいう高級スーパーになったのはパパが大量の食材を仕入れたから」という和子さんの言葉は知らなかった。
読了日:08月06日
幕末から明治にかけて来日した異邦人たちによる記録から、当時の日本を浮かび上がらせる。例えば、ハリスの記述によると「日本には悲惨な貧は存在せず、民衆は幸せで満足そうだ」「日本人の生活は上は将軍から下は庶民まで質素でシンプル」エミール・ギメは「安楽で静かで幸福な生活、大それた欲望を持たず、競争もせず、穏やかな感覚と慎みやかな物質的満足感に満ちた生活を(略)組み立てることを知っている」どれもなつかしい風景で、あるあるなのだが、筆者はこの時代の文明はすでに失われたという。異邦人の目から見た日本は幻想的だ。
読了日:08月05日
西の団地に住む姑が突然亡くなった。同じ都内でも電車で1時間半かけて片づけに通う50代の主婦、望登子(もとこ)。生前に持ち物を整理して亡くなった自分の母と3DKの団地にこれでもかと詰まる荷物を残して亡くなった姑を比べて嘆くが、片づけが進むにつれ、生前の姑の様子がわかってきて……女性の健康寿命75歳。残りの人生、姑の片づけに使う時間はないという望登子。田舎の濃厚な人間関係を嫌って東京に出てきたというが、人間関係を断ち切る現代社会の危うさもにおわせる。内容はファンタジーだが、読後感は悪くない。
読了日:08月04日
徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと
ちきりんさんが築20年、60平米の自宅マンションをリノベーションした経験をつぶさに記録。リノベでできることとできないこと、かかった費用など具体的。リノベーションに向かない人として家で過ごす時間が短い人、一般的な間取りに大きな不満のない人、細かいことをあれこれ決めるのが面倒な人。私はリノベに向かない人だと思うが、外で使うものは何もかも玄関に置くというのが参考になった。ちきりんさんのリノベ後の玄関は大型収納のあるエアコン完備の居室。これは羨ましい。
読了日:08月03日
挑発的なタイトルだが、「なぜコロナによって医療崩壊になるのか」という話が中心。医療制度を私立病院に頼り、公立の病院にも経営効率を求めた結果、世界有数の病床数がありながらコロナ対応病床への転換がおくれているという。大阪の看護師が不足するなら、他県から派遣すればいいだけという「常識」が通用しない。いわゆる「専門家」に政策を丸投げしてしまった結果、自殺者をふやし若者を追い込んでいるという主張には納得する。筆者は破綻した夕張の病院に勤務した経験を持つ医師。医療崩壊により人々が健康になるというパラドクスも興味深かった。
読了日:08月02日
〈都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ〉
冒頭からガツンとくる。1986年生まれ。若いなあ。熱いなあ。醒めてるなあ。
〈どんな言葉が私を傷つけるのか、教えたらきみはもっと孤独になるのかな〉
心をチクンと刺す言葉が乱暴に繊細に並ぶ。
読了日:08月01日
10冊ぐらいに絞りたかったのですが、どれも捨てがたいのです。
これから読書本番ですが、涼しくなればお出かけもしたくなります。
読書の旅は続くのでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。