ちきりんさん
名前は聞いたことがあったのですが、どんな人かはまったく知りませんでした。
聞けば、2005年からブログを開設し、月間アクセス数が200万を超えるトップブロガーだというではありませんか。(すごさがわかってない)
そのちきりんさんが、築20年余り、60平米の自宅マンションをリノベーションした経緯を詳細に記録しています。
「忙しいし、めんどうくさい」と先延ばしにしていた、老朽化が進む水回りの補修や生活動線に合っていない間取り。
洗濯機が壊れたことをきっかけに、ほかの場所でも不具合が出てくるだろうと、リノベを決心ししたちきりんさん。
インターネットで検索し、大量の本を読んでもわからなかったことを「徹底的に顧客目線で」書いています。
業者の選定から費用まで、素人がリノベをしようと思ったときに気になる情報が満載です。
ビフォアアフターの写真もあり、見るだけでも楽しいです。
今回、ちきりんさんが紹介しているのは、床や天井、壁まではがして、間取りや配管も大幅に変更するスケルトン・リノベです。
その価値として
①新しくなる
②好みの内装になる
③暮らしやすくなる
ひとりですっきり暮らしているちきりんさんですが、家が散らかる原因は間取りにあった!というのが興味深いです。
リノベ後は、あるべきところにモノが収まり、快適そうです。
玄関収納と洗面所の収納が特徴的なのですが、特にクローゼットを備えた玄関は居室のような空間です。
ちきりんさんによると、家の外で使うものは意外と多くて、そういうものは玄関にしまうと家が散らからないとのことです。
なるほど。
仕事柄、打ち合わせに来る人がいるちきりんさんは、この玄関で来客にも対応します。
そのため、ここはエアコン完備です。
リノベによって普通のマンションが個性的なお部屋に変身していますが、これはちきりんさんが自分にとって何が最適か考え抜いた結果でしょう。
このままをまねることにはまったく意味がないと思いますが、具体的で参考になりました。
2019年4月3日
ダイヤモンド社
お読みいただきありがとうございました。