「つながろう」というメッセージがあふれる今こそ、
私はあなたに
「つながらない」提案をしたい。
決して、「つながらない」ことが本書の目的ではない。
本当に大切なものと、あなたがつながる。
それがゴールだ。
発信することで、人生が変わった個人のひとりである安藤さん。
Twitterのフォロワー数は5万を軽く超え、Facebookの友達申請の数がたった数時間でパンクしたこともあるそうです。
まったく無名のOLが、雑誌やwebの連載を何本も抱え、テレビのコメンテーターとして出演しながら、インタビューや対談、講演をこなすようになったのもSNSの発信がきっかけでした。
しかし、安藤さんはその後、ネットから距離を置くようになります。
すべてのSNSを退会。
スマホには極力触れないようにして、
ネットの利用時間も制限します。
その理由は
①自由な時間が減った
②のびのび発信ができなくなった
③つくられた世界への違和感
その結果
①時間が増える
②心にゆとりが生まれる
③余計な人がいなくなる
④承認欲求と折り合いをつけられるようになる
⑤直感が研ぎすまされ、ひらめきが降りてくる
⑥パワーがみなぎり「本当にやりたいこと」をやるようになる
SNSから距離を置く直前、最も違和感を持ったのがFacebookだったといいます。
匿名で良くも悪くも本音を書けるTwitterよりも、実名のFacebookでは、「建前」や心の伴わない「いいね!」をしたりすることもあったそうです。
「この人は無理をしている感じがする」「ひけらかす感じが空虚」「嘘っぽい」
こうした本音と建前のズレが、Facebook全体の雰囲気をつくっていると安藤さんはいいます。
1章 SNSとつながらない8つの練習
2章 情報とつながらない6つの練習
3章 人とつながらない7つの練習
4章 常識とつながらない7つの練習
5章 ネガティブな感情とつながらない7つの練習
6章 ハートとつながるための7つの練習
7章 本当に大切なものとつながるための6つの練習
オールデトックスしなくていい
つながらないメリットはわかっても、
急に何もかもやめるというのは現実的でないかもしれません。
人によっても、本当につながりたいものは違います。
ただ、つながることに疲れを覚えているなら、
ちょっと立ち止まって、
自分が本当は何を望んでいるのか考えるのも大切です。
そのために、つながる時間を少し減らす
かつてSNSの達人だった筆者からのメッセージです。
2021年8月31日発行
読んだ日:2021年9月2日
PHP研究所
お読みいただきありがとうございました。