2000年からブックガイドサイト「千夜千冊」を主宰する松岡正剛さんの読書術です。
「千夜千冊」では膨大な読書歴を背景に、質量ともに濃密な読書体験をつづる正剛さんです。その多読術は簡単ではありません。
本は二度読む
自分でその本を読んだのに、いざとなると思い出せない、語れない。
もう一度読むと読んだつもりが全然読めていなかったということが何度もあった。
そのうち、「本は二度読まないと読書じゃないと強い感想を持ったわけです」
多読はどうしてできるんですか
多読って、単一な方法でたくさんの本を貪り読むというのではないんです。べつだん本の大食いになるわけじゃない(笑)。たんに速読に頼るわけでもない。
読書に対する集中力と持続力は、どこからくるんですか
それはたとえば、植物をスケッチするとか、昆虫を採集しておもしろがるということにも通じることで、おもしろいからですよ。
編集担当者からの質問に答えるというスタイルで、わかりやすくなっています。
ちくまプリマー新書はヤングアダルトを対象にしています。
ある程度年をとった人だと、もうこんなことはやりたくないという内容ですが、とても参考になります。
・本にどんどん書き込む
・自分で年表をつくって、本の中に年号が出てきたら書き写す
・自分の蔵書のすべてを納得のいくまで並べる
「読書の楽しみを知れば、自然と本はたくさん読めます」
これはそのとおりですね。
まあ、本なんて読まなくったっていいんですけど。
お読みいただきありがとうございました。