ちょっと大きいんです、この図鑑。
だからド迫力です。
ヒョウやライオンが赤ちゃんを甘噛みして運ぶ様子や好奇心旺盛でカメラに寄ってくる子どもの姿がかわいいです。
カメラは狩りの様子も捉えていて、カイマン(ワニ)にかみついてるジャガーとか、いろんな生き物をくわえてる写真もあります。
私が気に入ったのはこちら
体の何倍もの高さまで跳ぶことができるというヨーロッパヤマネコです。
ユキヒョウの現状と保全
島にすむ日本のヤマネコ
といった記事も興味深いです。
ネコ科動物に蓄積する有害物質
環境汚染物質の影響が顕著に現れているイルカやアザラシと同様、ライオンやトラなどは、陸上生態系では食物連鎖の頂点にあります。
とはいえ、これらのネコ科動物の汚染実態を把握するのは難しいようです。
代わりに、筆者らが日本のイエネコ、都市部に生息する野良ネコの汚染実態を調査したところ、他の食肉目と比べても高いレベルの汚染物質が蓄積されていることが明らかになったそうです。
理由は魚介類を中心としたペットフードやハウスダストの影響のほかに、ネコ科の動物に特有の薬物を代謝・排泄する機能を持たないという性質にもあるようです。
野生の大型ネコがどのくらい汚染物質の影響を受けているかわかりませんが、存続が危ぶまれている希少生物であることは間違いありません。
2021年1月22日発行
誠文堂新光社
定価本体2600円+税
お読みいただきありがとうございました。


