3月19日土曜日
日経の書評欄に「フェミニズムを意識した東京の書店がファンをつかんでいる」とありまして、昨年、新代田駅の近くにオープンしたエトセトラブックス(世田谷区)が紹介されていました。
「フェミニストのための本屋」を標榜し、同名のフェミニズム専門出版社が立ち上げたそうです。
特に売れている本としてあげられていたのが『卒業式』です。
漫画です。
セクハラ教師のやりたい放題をなぜか大人たちは見て見ぬふり。
自分が被害に遭ったわけではありませんが、一人の少女が問題を暴こうとします。
お手並みはあざやかで、そこは漫画らしいところですが、だめなことはだめと声を上げる勇気がかっこいいです。
そして、ただ真っ正面から立ち向かうのではなく、
問題を明らかにするため、周到に計画する知恵にも感服しました。
4つの短編からなる単行本です。
表題作が印象に残りました。
お読みいただきありがとうございました。