真の健康とは?

 

小林先生は「細胞のすみずみにまで、質のいいきれいな血液を流すこと」と答えます。

 

細胞のすみずみにまで質のいい血液が流れる

・臓器の機能がよくなり、疲れにくくなる

・肌のくすみやたるみも改善する

・脳の働きもよくなる

 

いいことづくめですが、その鍵となるのが、自律神経のバランスを整えること。

 

自律神経を整えるうえで重要なのが、深くてゆっくりの「呼吸」です。

 

ところが、深く呼吸しようと意識すると緊張し、かえって自律神経が乱れるというのです。

 

やっかいだ。

 

そこで意識するのは呼吸ではなく「動き」

ゆっくり動くことで、自然と呼吸がゆっくりになる効果を狙うみたいです。

 

 

「ゆっくり動く」と、心が強くなる

・戦国武将は茶や能で心を落ち着けた

・行儀作法も、自律神経を整える効果がある

・日本文化の真髄は「ゆっくり」

 

 

「ゆっくり話す」ことからはじめよう

・「ゆっくり話す」と、呼吸が自然と深くなる

・「自分から口火を切らない」を徹底する

・モテる男、魔性の女に、早口の人はいない


 

 

「ゆっくり」をさまざまな場面に広げる

・「お先にどうぞ」と譲る

・ゆっくり歩く

・手帳をきれいに書くと、予定どおりに事が進む

 

 

 

「ゆっくり」は自分も周りも幸せにする

・自律神経のバラスの良し悪しは周りに伝染する

・自律神経のバランスが安定した人がいると、その場の空気が一気に落ち着く

 

・あなたが「ゆっくり」を実践すれば、あなたの周りは驚くほど変わる

 

 

「テイク・ユア・タイム」

「ドント・ラッシュ」

 

 

新幹線で東京から新大阪まで行く2時間半で読み通すことができ、しかも読み終わったときには「まったく新しい自分」に変われた気がする。

 

そして、新大阪のホームに降り立ったとき、人生のすべてがプラスの方向に開けていく予感でワクワクし、希望と元気が湧いてくる。

 

そんな一冊になるかもしれないそうです。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

2012年11月19日第1刷

PHP文庫

533円(税別)