フリーライターとして忙しい日々を送る一田さんの自分らしい暮らしを愛する日々。
気がつくと、仕事机の上には書類が散乱。
引き出しにあれこれ突っ込みすぎてあかなくなることはしょっちゅうだし、夫には「このお鍋、ちゃんと洗えてないやん」と叱られる始末。
私に必要なのは、有り余る時間ではなく、ここまでしかできない、という「リミット」なのかもしれません。使える時間が限られているから、その中でできないことはあきらめるし、少しの時間で、心地よく過ごせるシステムを構築していくプロセスが楽しい!「完璧」を目指すより「完璧」の一歩手前にある、「できること」をつまみ食いする程度が、私には合っているよう。
目次
1 時間をかけずにきれいを保つ掃除法
2 最小限の片づけで日々を快適に
3 簡単でおいしい毎日のごはん
4 おしゃれのさじ加減
5 何でもない時間こそ宝物
古い家が好きで、築50年の平屋に住む筆者。
古くなると味が出る家自体がインテリア。
どこかなつかしい暮らしぶりです。
朝起きたら半身浴、その後はウォーキング。
朝のゴールデンタイムは原稿を書きたいところですが、あえて歩くといいます。
まだ人通りの少ない住宅街を歩くと、体の細胞がプチプチ目覚めるような気がするのだそうです。
ウォーキングのあとは30分のなんちゃってヨガ。
「毎日少しずつ動かしていると、必ずその違いを自分の身体で実感できる」といいます。
気分に耳を傾ける
①いい気分でいられるよう、心とからだを整える。
②気分がのらないときは、無理してやらない。
③がんばった後はグダグダする。
忙しくても、どこかで自分を取り戻す。
ちょっとゆとりのある暮らしです。
一田憲子(いちだ・のりこ)
1964年京都府生まれ兵庫県育ち。
企画から編集を手がける暮らしの情報誌『暮らしのおへそ』『大人になったら、着たい服』は、独自の切り口と温かみのあるインタビューで多くのファンを獲得。
2018年3月1日発行
SBクリエイティブ
定価1380円+税