8月もお付き合いいただきありがとうございました。
今月もよろしくお願いいたします。
読んだ本の数:47
読んだページ数:10828
陰キャでニートでアイドルオタクだった僕が歌舞伎町で指名ナンバーワンホストになって水を売る理由 (hilia TALK)
読了日:08月31日 著者:将暉
消失の惑星【ほし】
舞台はカムチャッカ半島。幼い姉妹が誘拐される。その後に語られる独立した短編のような12の章が絡み合い大きな物語になっていく。「愚かさから自分を絶望に追いやることは耐え難くつらい。愚かな者たちは、鍵の壊れたドアをそのままにしていたせいで、あるいは我が子をひとりにしたせいで、戻ってきたときに、自分が何より大切にしていたものが消えているのを知る。それに耐えられないのなら。その手で破壊してしまいなさい。目撃者になりなさい。自分の人生が崩壊していく、その瞬間の」。読み終わった日は悪い夢を見た。
読了日:08月30日 著者:ジュリア フィリップス
リッツ・カールトンたった一言からはじまる「信頼」の物語
読了日:08月30日 著者:高野 登
新版 装釘考 (平凡社ライブラリー741)
読了日:08月30日 著者:西野 嘉章
火起こし 水探し 野食レシピ 週末ライト・サバイバルのすすめ
食材は蛇やカエル。全然ライトじゃな~い!鹿までしとめてるじゃないか~!山のほかに、海辺、中流域、上流域などフィールドごとの楽しみ方、カメ五郎さんの歩みなど、読むだけでも楽しい。誰もがやれることではないと思います。
読了日:08月28日 著者:カメ五郎
あなたが消された未来――テクノロジーと優生思想の売り込みについて
読了日:08月28日 著者:ジョージ・エストライク
ニセ札鑑定人の贋金事件ファイル
偽札作りはわりに合わない。
読了日:08月28日 著者:吉田 公一
アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉
「人の心理は物理学とは違う。問題の原因を指摘しても、勇気を奪うだけ」『人を動かす』『7つの習慣』などにもアドラー心理学の影響を見ることができるという。『心理学の源流』であるばかりに「共同採石場」のようになっていて、あまり有名でなかった。岸見さんの本よりわかりやすい。
読了日:08月28日 著者:小倉 広
ソロモン諸島でビブリオバトル
青年海外協力隊で派遣されたソロモン諸島でのミッションは「小・中学生の読書習慣の向上」本屋もない、図書館の本も外国語だけ。教科書すら1人1冊ない南の島で2年間。底抜けに明るい筆者の試みに子供たちの笑顔が弾ける。
読了日:08月27日 著者:益井博史
巨乳の誕生 大きなおっぱいはどう呼ばれてきたのか
雑誌やテレビ、映画、エロ本やAVといったメディアが巨乳をどう扱ってきたか、変遷をたどるまじめな本です。
読了日:08月27日 著者:安田理央
オオカマキリと同伴出勤―昆虫カメラマン、虫に恋して東奔西走
プロの「昆虫カメラマン」は日本に十数人しかいないという。カメラマンだけの収入だけでは生活できず、筆者もサラリーマンと兼業している。そのほとんどの時間は待つことに費やされる。虫さんしだいだ。
読了日:08月27日 著者:森上 信夫
積読こそが完全な読書術である
日本における出版点数はピークの2013年8万2000点からは減ったものの、2017年は7万5000点。1965年は1万5000点だからかなり増えている。情報の濁流は、ゆっくりと本を読むための時間を奪い、情報に身をさらしているうちに、自己肯定感を養う機会を逸するというからおそろしい。ショーペンハウアーからバイヤール、小林秀雄、若松英輔まで幅広く論じるのだが、この本自体が情報の洪水だった。
読了日:08月27日 著者:永田 希
サイコパス (文春新書)
サイコパスは脳内の器質のうち、他者に対する共感性や「痛み」を認識する部分の働きが、一般人と大きく異なる。反省を促そうが、正論をぶつけようが通じない相手というものはいるものだ。サイコパスの特徴が示されるが素人判断は難しい。あからさまな犯罪者ではない、魅力的なサイコパスもいる。100人に1人ということだから、誰もが接している可能性がある。サイコパスをただ恐れ、排除するのではなく、理解してうまくつき合うことも必要。
読了日:08月26日 著者:中野信子
黄金のアウトプット術 インプットした情報を「お金」に変える (ポプラ新書)
AIに代替されない仕事はアウトプットする仕事。アウトプットはオープンな場で。いつ使うか分からない英語より落語。全く変化しなければ飽きられる。急に変わると信用されない。少しずつ変化する。アウトプットを前提にするとインプットががらりと変わる。
読了日:08月26日 著者:成毛眞
家族のゆくえは金しだい
親の子育てのまずさを責め、金をせびる子ども。ちょっと前なら、家から出てもらって物理的な距離をとれば解決した問題も、景気低迷、子ども世代の貧困などによって難しいものとなっている。富める親世代と貧しい子世代。振り込め詐欺の構図と家族をセーフティネットとする社会保障制度の根っこが同じだという指摘も興味深い。少子化ではなく「総子化」。これからは70代、もしくは80代になっても子どもとして生きなければならないかもしれない。家族の捉え直しは必須だろう。
読了日:08月24日 著者:信田 さよ子
ゼロの血統 南京の空中戦艦 (徳間文庫)
昭和11年。3年前、北海道で熊を撃つ父親と2人暮らしをしていた鏡龍之介は、帝国海軍のパイロットとして南京城故宮飛行場の爆撃を命じられる。ハロルド・ティンパリー、アグネス・スメドレーなど、実在のジャーナリストも登場し、日本軍の宣伝力のなさが暗に示される。改めて世界史の教科書を見ると、事実かもしれないけど、こんな書き方しなくてもいいんじゃないかと思える。日本人が国に愛着も誇りもなくなるはずだ。それは別としても、展開が早く楽しく読めた。3年前に生き別れた少女とどうなるのか気になる。
読了日:08月24日 著者:夏見正隆
不要不急の男 (文春文庫)
全部が全部おもしろいわけではないが、相変わらずの屁理屈っぷりがすがすがしい。まえがきと「不用品判定法」がいい。本屋大賞「超発掘本!」受賞おめでとうございます。授賞式がコロナでなくなり、テレビ放映もされなくなった不運を嘆く。頭をよじって笑いながら、ふと考え込んでしまう笑
読了日:08月22日 著者:土屋 賢二
異形のものたち: 絵画のなかの「怪」を読む (NHK出版新書 651)
読了日:08月21日 著者:中野 京子
非常時のことば 震災の後で (朝日文庫)
読了日:08月20日 著者:高橋源一郎
なぜ妻は「手伝う」と怒るのか: 妻と夫の溝を埋める54のヒント (平凡社新書 971)
妻が高い家事レベルを求めるのは、妻自身が母親、世間の要求をひしひしと感じているから。夫はその呪いをとくこともできる。家事を仕事にたとえて解決策を探る。この本、どんな人が読むんだろう。
読了日:08月20日 著者:佐光 紀子
読書は「アウトプット」が99%―――その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方
本書でいうアウトプットは「話す」「書く」「行動する」。本は汚して(マーカー、書き込み)読む。本は「買いまくり」「読みまくる」。「速読」より「乱読」。推薦図書は『TQ』『考える技術・書く技術』『プロフェッショナルの条件』『サーバント・リーダー』『2052』『代表的日本人』など。
読了日:08月19日 著者:藤井 孝一
ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと (幻冬舎単行本)
差別や偏見は「知らない」ことによって生じる。耳の聞こえない両親のもとで育った筆者自身にも障害に対する差別があった。「何もできない障害者」を助けるのではなく、「できることを奪わない」で共に生きていく。高齢化社会を生きるヒントにもなりそうです。
読了日:08月19日 著者:五十嵐大
ゼロの血統 零戦の天使 (徳間文庫)
シリーズ2作目。おもしろくなってきた。
読了日:08月18日 著者:夏見正隆
なんで山登るねん (ヤマケイ文庫)
読了日:08月17日 著者:高田直樹
そこにシワがあるから──エクストリーム・アイロニング奮闘記
愉快爽快!山でアイロンをかける。なぜ?そこにシワがあるから。
読了日:08月16日 著者:松澤 等
ゼロの血統 九六戦の騎士 (徳間文庫)
出てくる女の子が強くてかっこいい。アヘン戦争はイギリス悪くないとか、ところどころ出てくる歴史的記述におっ?となる。
読了日:08月15日 著者:夏見正隆
魔法のフレーズをとなえるだけで姿勢がよくなるすごい本
「姿勢」を正そうとすればするほど、不自然な力が入って崩れていく。となえるだけで姿勢がよくなるかどうかはわかりませんが、体の力が抜けて楽になります。
読了日:08月15日 著者:大橋しん
読んだら忘れない読書術
樺沢先生は本は汚して読む派。マーカーだけでもアウトプットになる。本を読めば「情報」ではなく「知識」が得られる。時間ができる。ストレスが緩和される。スキマ時間にスマホではなく本を読む。15分あったら本を読む。アウトプットを意識して、「議論できるレベル」まで読む。
読了日:08月14日 著者:樺沢 紫苑
鎌田實の人生図書館 あなたを変える本と映画と絵本たち400
鎌田先生らしいラインナップ。
読了日:08月13日 著者:鎌田實
家は生態系―あなたは20万種の生き物と暮らしている
一緒に暮らしてくれてる生物たちに感謝したい。
読了日:08月12日 著者:ロブ・ダン
富山市議はなぜ14人も辞めたのか――政務活動費の闇を追う
議員報酬引き上げをきっかけに明らかになった富山市議による政治活動費の不正請求。チューリップテレビ取材班による地道な調査のドキュメンタリーである本書にはページを繰る手が止まらなかった。国政に声は届きにくいが、地方自治になら住民の目をもう少し光らせることができるのかもしれない。元富山市議たちは、見つからなければいい、みんなやっているという思いがあったのだろう。明るみに出ていないことがまだあるような気がする。
読了日:08月10日 著者:チューリップテレビ取材班
つなぐ時計: 吉祥寺に生まれたメーカー Knotの軌跡
読了日:08月08日 著者:金田 信一郎
はしっこに、馬といる ウマと話そうⅡ
ヒトとウマとの関係なのに、ヒトとヒトとの関係にも応用できそうです。
読了日:08月07日 著者:河田 桟
酔うために飲むのではないからマッコリはゆっくり味わう (日韓同時代人の対話シリーズ01)
読了日:08月06日 著者:谷川俊太郎、申庚林
カラスをだます (NHK出版新書 646)
カラスの鳴き声を集めて20年。鳴き声でカラスを誘導することができるのか。様々なアイディアでカラスとの共存を探る。カラス料理研究家でもある筆者が実際につくって食べた料理を紹介する。カラス肉の安全性はマグロ、ミズタコよりも高そうだ。食べたくはならないけど。
読了日:08月06日 著者:塚原 直樹
& Premium特別編集 心地よく暮らすための、日々の習慣。 (マガジンハウスムック)
読了日:08月06日 著者:
リンゴも人生もキズがあるほど甘くなる
「休むとかえって疲れが出る」とか、「どうせダマされるならこどものときがいい」とか、外山先生らしくひねりがきいている。「日本人は目で考える」から少し進歩したのか「名前で考える」ようになったと、どっちにしても考えてない傾向を指摘され、なるほどと思う。「本当に賢い人は愚をよそおって他者を喜ばせる」時々読み返したい。
読了日:08月05日 著者:外山 滋比古
それ、勝手な決めつけかもよ?だれかの正解にしばられない「解釈」の練習【SNSシェア機能付き】 (Discover Next D)
読了日:08月04日 著者:阿部広太郎
パパラギ
あの「パパラギ」が児童書としてリニューアル。今読んでも、いや、今でこそ、100年前のサモアの族長ツイアビの言葉が響く。「パパラギは何でも紙や袋に入れる。箱、箱、箱、箱。ひとつでじゅうぶんなのに、たくさんの物を作る。」
読了日:08月03日 著者:
ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った (角川書店単行本)
読了日:08月02日 著者:堀江 貴文
クマにあったらどうするか: アイヌ民族最後の狩人 姉崎等 (ちくま文庫)
読了日:08月02日
クマに会ったとき役に立つ、と思う。
ビジネスパーソンのための低気圧不調に打ち勝つ12の習慣【DL特典「天気痛レーダーチャート」付き】
自律神経は甘やかさない。自律神経を整える3つの柱は「運動」「睡眠」「食事」。結局、健康な人はあまり気象の影響を受けないということか。当たり前では……
読了日:08月01日 著者:佐藤純
震えたのは
圧倒的な力強さ。プライドの裏に隠れる弱さ/さらけ出される弱さに自分の弱さが重なり/涙が出た。
読了日:08月01日 著者:岩崎航
お読みいただきありがとうございました。



