何かに没頭しているのは、人間にとって非常に不自然な状態といえます。なぜなら、自分の命を脅かすような危険に気づきにくくなるから。
そう考えると、注意が散漫になって一つのことに集中できないことを気に病む必要はありません。脳が正常に働いているからこそ、私たちは仕事中や勉強中に他のことが気になってしまうわけです。
休憩の取り方も、集中力にかかわる大事なポイントです。人間が集中できる時間は、15~20分程度です。それ以上は集中力が切れてきてパフォーマンスが落ちるため、休憩を入れましょう。
ただし、人間はデジタルな存在ではなく、時間の認知はいかようにも伸び縮みします。気分が乗っていて1時間集中できることもあれば、逆に5分で気が散り始めることもあります。時間できれいに区切るより、「注意力散漫になってきたな」という自分の感覚を目安にしたほうがいいと思います。
休憩のコツはキリのいいところで切り上げないこと。
キリのいいところで終わると、気持ちがすっきりしますが、いざ仕事に戻ろうとしても、またゼロからはじめる感覚になって腰が重くなります。
パソコンにたとえると、電源オフじゃなくてスリープ状態にしとくといいんでしょうね。
未達成のものや中断しているもののほうが強く印象に残る現象を「ツァイガルニク効果」といいます。
クライマックス直前の中途半端なところでCMに入るテレビもこの効果を狙っているそうです。
休憩時間には好きなことをやる。
中野さんが気に入ってるのはお風呂に入ることなんだそうです。
在宅勤務ならではですね。
ほかにもやる気がわかないのはやり始めていないから
など、家で仕事をするときはもちろん、資格試験の勉強にも役立ちそうです。
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