少し前に読んだ『日本のアンモナイト』(大八木和久/築地書館)の写真があまりそそられないなあと思っていたら、『ときめく化石図鑑』というのを見つけました。

 

カブトガニ、ウミサソリ、恐竜などの化石が紹介されていて、写真もきれい。

ときめきます。

 

ホタテにくっついたフジツボの化石なんかすごくかわいいです。

もちろんアンモナイトもあります。

過約38億年以上前から現在まで、気の遠くなるような時間を生命は生きてきました。私たちは遠い過去の世界を見ることはできません。ですが遠い昔の生物の姿を見ることはできます。それが化石です。

 

化石は実に多様な生物がいたことを私たちに教えてくれます。

 

シリーズになっていて『ときめく縄文図鑑』というのもあります。

縄文時代といえば肉食のイメージがありますが、実は雑食だったと考えられているのだとか。

 

貝塚から大量に見つかり、今も北海道の南部から九州の干潟に生息している「イボキサゴ」を実際に採って、土器で煮てスープにして食べるという試みがされています。

結構いけるらしいですよ。

縄文時代の遺跡を観察してみると、紆余曲折はありながらも続いた1万年以上の長い時間のなかで、大規模な争いがあった痕跡は見つかっていません。

 

争いではなく、人とつながり相手を思いやることが、厳しい環境を皆で生きぬいていくコツなのだと示す縄文人の生き方に、今を生きる私たちへのヒントがある気がしてなりません。

 

『ときめく雲図鑑』で紹介されていた雲を使った世界の言葉

 

どんな雲にも銀の裏地がついている

 

どんな暗い雲でも、反対側では太陽に照らされて銀色に輝いていることから、憂鬱に思うことにも必ず明るい面があるという意味の英語のことばだそうです。

 

 

晴れた日のほうが多い

 

ローマの言葉で、考えてみると、辛いことよりも良いことが多いという意味だそうです。

 

 

『ときめく貝殻図鑑』『ときめくクラゲ図鑑』『ときめくカエル図鑑』なんていうのもあります。カエルでときめくのか。

 

『ときめくインコ図鑑』はとってもかわいくて、真っ黒に見える「スミインコ」ちゃんを飼いたくなりました。本当は美しく蛍光する深い紫色で、尾羽の内側にもきれいな色が入っているんだそうです。

 

ときめきます。