日本でアンモナイトが採れるってご存じでしたか。

そもそもアンモナイトって何ですか、からのスタートなので、興味がない方はまた来てね~

 

アンモナイトとは、軟体動物の頭足類に分類されている絶滅動物。

イカ、タコ、オウムガイの仲間です。

非常に多くの種類が確認されており、日本では北海道からたくさん産出します。

そのほとんどがノジュールという硬い石の中に保存されているおかげで、今でも生きているかのごとく美しいものが多いんですって。

ノジュールとは団塊の世代の語源ともなった「塊」をあらわす鉱物学専門用語だそうです。

 

アンモナイトが生息していたのは、デボン紀から白亜紀にかけて。

今から4億年前から9,000万年前くらい?

 

白亜紀の終わりごろ、地球に隕石が落ちて恐竜なんかと一緒に絶滅したんだそうです。

 

それを考えると、人間だっていくら頑張ったって、滅びるときは滅びるんですよね。

 

71歳の筆者は、北海道にいるときは毎日山に入り、重いリュックを担いで10キロとか20キロ歩き回ります。

2020年は12日間で25カ所を巡り、徒歩160キロメートル、自転車40キロとハードな活動をしたそうです。

 

好きなことがあるってやっぱりいいですね。

 

採取から、採った後の処理まで、必要な道具やどこに行けばいいか、具体的なガイドになってます。

実用書を読んだ後は何か一つでも実践したいと思うんですが、今回は・・・博物館でも行ってみようかな。

 

筆者が美しいと絶賛し、本書の大部分のページを占めるアンモナイトの写真には、そんなに魅力を感じませんでしたが、筆者のアンモナイト愛と行動力に圧倒されました。

 

 

2014年4月30日 初版発行

発行所:築地書館株式会社

定価:2400円+税

読んだ日:2021年6月22日