「涙活」という言葉をご存じですか。
泣くことでストレスを解消する方法だそうです。
認定資格「感涙療法士」を創設し、通称「なみだ先生」と呼ばれる吉田英史氏は、これまで、5万人以上の人を泣かせてきたといいます。
涙には3種類あります。
・玉ねぎを切ったときに出る「反射の涙」
・目が乾いたときに出る「基礎分泌の涙」
・感動や悲しみなど、喜怒哀楽で流れる「情動の涙」
この「情動の涙」がストレス解消に役立つそうです。
2~3分涙を流すだけで、副交感神経が優位になり、脳がリラックスした状態に。
免疫力を左右するリンパ球が活性化し、感染症にかかりにくくなる。
意欲の高まりや、誰かと一緒に泣くと絆が深まるなど、いいことずくめじゃないですか。
セミナーでは、まずは泣いてはいけないという固定観念を取り払うことから始めます。
「泣いてもいいんだ」と思うことが大切。
準備が整ったら、泣ける絵本や手紙、動画を見たり聞いたりしながら、泣いてもらいます。
ひとしきり泣いたら、「なみだ作文」を作成します。
泣いた直後、人はありのままの自分を出しやすくなるので、すらすら書ける人が多いのだとか。自分を見つめることもできます。
ある60代の起業家の男性が「30年くらい泣いてないし、どうしても泣けない」と相談に来たそうです。
男性に「なみだ作文」を書いてもらうと、父親に厳しくしつけられ、父親を超えなければという思いが強かったということが分かりました。お父さんをテーマにした映画を観てもらうと、見事に泣けたそうです。
人前で泣きたくない人は、「ひとり涙活」がお勧め。
動画サイトで「泣ける」と検索し、自分の「泣きのツボ」の動画を見つけます。
一人で泣いた後は、「泣き言」を書くのもお忘れなく。
書き出すことでストレスの発散になるそうです。
1粒の涙で約1週間、ストレス解消効果が持続する。
もう取り入れておられる方もいるかもしれませんね。
お読みいただきありがとうございました。