サウナがブームなのだそうです。
火付け役の一人でもある松尾さんは、「ととのえ親方」と呼ばれ、週に10回サウナに入るというつわもの。
正しい(気持ちいい)入り方があります。
サウナ→水風呂→外気浴
外気浴とはイスに座ってぼーっとする休憩の時間です。
水風呂から上がったら、アズ・スーン・アズ・ポッシブル、すなわちなるべく最速で「ととのい椅子」と呼ばれる休憩用のイスに向かうのだそうです。
外気浴こそがサウナのメインだ。サウナで熱い思いをしてきたのも、水風呂で冷たい思いをしてきたのも、全てはこの外気浴のためである。
「ととのう」とは休憩時に感じる心と身体が感じる究極のリラックス。
サウナとは結局のところ「気持ち良さ」を追求するために入っているので、我慢や無理は禁物です。
久しぶりにサウナに入る人は、「めまい」がすることがあるので、「ととのう」と勘違いしないようにとも注意されています。
サウナのフィジカル効果
①運動後の爽快感、リフレッシュ効果
②良質な睡眠が得られる
③ご飯が驚くほど美味しくなる(これ以上美味くなってどうする)
④免疫力が高まり、風邪を引きにくくなる
⑤心臓病、アルツハイマー病などの健康リスク低減
メンタル的効果
①自律神経が鍛えられ、精神が安定する
②幸福感を感じやすくなる
③デジタルデトックスとマインドフルネス
サウナに入り続けていると、自然に「余裕のある良い人」になれるそうです。
そうすると、無理して良い人を演じなくてよくなり、本当の自分とのギャップで自己嫌悪に陥ることもなくなるそうです。
サウナの発祥地フィンランドでは、人口550万人に対して300万個のサウナがあるといいます。国民2人に一つ、車よりも多いんだとか。
ご存じのようにフィンランドは冬の日照時間が極端に短い土地です。
日本海側の日照時間の短い地域では、「冬季うつ」「雪国うつ」といった季節性のうつが見らることはよく知られています。
本来であれば、フィンランドもそのような不利な環境にあるはずですが、世界幸福度ランキングは2018年、2019年と2年連続1位。
ここまで幸福感が高いのはサウナを活用しているからではないかとおっしゃっています。
松尾さんがこれまで「ととのう」状態に導いてきた経営者や著名人は1000人以上。
そのうちサウナの良さをわかってもらえず、「ととのい」に導くことのできなかった人はたったひとりだそうです。
男もすなるサウナといふものを、女もしてみむとてするなり。かな。
血圧の高い人や心臓疾患のある人、健康に不安を抱えている人はどうか医師に相談し、自己判断でお願いします。
連休の谷間、今日も佳い一日を。
お読みいただきありがとうございました