萩尾望都は『王妃マルゴ』の中で、マルゴの夫であるナヴァル王アンリの絵を1枚描くのに、丸2日を費やしたそうだ。

 

萩尾さんは、アンリの絵に続いて、サン・バルテルミの虐殺を描いた。

 

〈漫画や文芸は、動揺し狂乱する人の心を描くジャンルだ。ふだんは羊のようにおとなしい人間たちが本当はどういうものなのか、われわれ一人一人の感情や感覚に訴えて知らせてくれる〉

 

現実の人間が本当はどういうものなのかわかってくると、小説や漫画が読めなくなるのかしら。(コトラーのつぶやき)

 

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