旧約聖書に記された幻の民、ヒッタイト。
長く存在を疑問視されていたが、発見された巨大な遺跡により、実在が確実となった。
古代世界有数の巨大な首都は、紀元前12世紀には姿を消していた。
アルジェリアのティムガッド、エジプトのアレクサンドリアなどの忘れ去られた都市やドナウ川、死海など、失われていく場所。
知らなかったのは、エサンベ鼻北小島。
北海道猿払村の沖合500メートルの位置に浮かんでいたはずの島。
2018年、「秘島図鑑」の著者であるライターの清水浩史が、続編を書こうと訪れた際、島を確認することができなかったという。
2019年5月、海上保安庁による調査でも島は目視できなかった。
エサンベ鼻北小島の消失は、日本の領海を500メートル狭めることになるそうです。