由美かおるさんの「水戸黄門」への出演は700回、そのうち入浴シーンがあったのは200回。毎回だと思っていた入浴シーンは4回に1回だったのだ。

 

このいつあるか分からないという状態が世のお父様方の期待を高め、長寿番組に貢献したのだとか。毎回あるとつまらなくなる。

 

脳は何が起こるか分からないものに喜びを感じるが、サプライズが多くてもついていけない。

そういう性質を持つのだそうです。

 

もともとの脳の状態というのは非常に柔らかくて、神経細胞は自由に活動している。その中で唯一固いものとして「記憶」があるが、それもあいまいで、時間とともに失われる。書くことで記憶を固定し、不確実な世界とのバランスが取れるということらしい。

 

「自伝」を書くことを勧めています。

「早すぎる自伝」にはこれまでの人生を振り返り、固定させ、これから自分がどこに向かっていくかはっきりさせる効果があるようです。

なぜ、いま自分はここにいるのか、ターニングポイントはどこだったのか。

 

その際、ネガティブなことは書かないほうがいい。

例)あのときあの大学に受かっていれば、あの会社に入れて、いまごろ年収が……

 

うまくいかなかったときに必要なのは「では、これからどうするか」を考えること。そのために「早すぎる自伝」を活用してほしいそうです。

 

最後に筆者の考える「ステキな女性と、困ったオバさんの違い」

ある年齢を過ぎてくると、羞恥心が欠けてくるのか思ったことをそのまま口にするようになる。

いまこの場で口にするのにふさわしいことなのか、それを聞いた人はどういう気持ちになるのか。配慮がないまま生活しているとすれば、それは「意識の垂れ流し」をしているということ。意識の垂れ流しをするのが困ったオバサン。男性も同様だそうです(とってつけたみたいに)

 

まだ「不言実行」なんて言ってるの?

表紙の茂木さんがあおります。

チャーミングなんですよ。