おはようございます。
地名には過去の災害の痕跡が残されているということは広く知られるところでしょう
有名なところでは、渋谷
名前の由来は諸説ありますが、防災の視点で見ると
『渋』は滞るとか行き詰まる
『谷』は渓谷
つまり『行き詰まった谷』
実際、渋谷は渋谷川の谷底に位置し、豪雨の際には駅前が水浸しになることもしばしばあったそうです。
ほかにも、『川』『池』『浦』『沢』などが入った地名は、その昔、津波による浸水や台風・豪雨による大きな被害があった土地なのではないかと言われています。
ということは、これまでいろいろな人が指摘してきたところですが、今回は、地方自治体が防災に向けた住民啓発のため、これを積極活用し始めたというお話です。
先行した川崎市では「川崎地名辞典」を編纂。
2016年にはハザードマップつきの「地名が教える地形の歴史 川崎の地形から見た災害地名や崩壊地名」(長い💦)の中で「地形に刻まれた災害を予想させる地名」を紹介しているそうです。
長野県のホームページや静岡市の同様の取組も紹介されています。
地理空間情報アナリスト(そんな仕事あるんだ)の遠藤宏之さんは、古くからあるツル、カメ、カマなどのがついた地名は大概、水が流れるところだったり、浸水しやすい土地だったとおっしゃっています。
地名に関心を持ち、自分の目で実際に地形を見て調べるのも楽しそう🐽(いや、防災だから)
これもマイクロツーリズムかな