暑い暑いと言っている間に急に寒くなって
着るものがないとお嘆きの皆さん
大丈夫
いい時期はほとんどなくて
いつものコートを着ているうちに
すぐにまた暑くなりますから・・・
というわけで
美術館巡りですが
まずは日本橋・三井記念美術館の特別展
《丸山応挙》です。
〈子孫への教訓書〉とか三井家当主を描いた〈夕涼み図〉なんていうのに人がいっぱい集まっています。
私は日本の昔の絵は家でゆっくり見たいなと常々思ってきたのですが、そんな浮世離れしたことを言っていられる身分でないことがやっとわかりました(笑)
というわけで、単眼鏡を買いまして使ってみたら、これがいいのですね!
「墨のかすれまで」とよく言いますが、本当に見えるのだ!
今回はこれを持っていってとても楽しめました。
続きまして向かいましたのは京橋のアーティゾン美術館。
ジャム・セッションと題する石橋コレクションと現代アーティストのコラボは、空間そのものが作品というスタイルです。
まず、6階は山城知佳子さん
舞台袖の幕のようなものをすり抜けて入っていきますと、幾つかのモニター(結構大きい)が所々にあり、それぞれ違うんだけど関連があるような映像が流されています。
入ってすぐ目に入ったのは、昔、基地のクラブで歌ってたんだろうなというおばあちゃんの映像。
パラオの風景や「ハイサイおじさん」なんかも流れていて、知らないはずなのに懐かしい雰囲気です。
つくもさんにはおすすめしないけど、私は好き。
その下の5階では(アーティゾン美術館は6階から降りてくるスタイル)、志賀理江子さんの「なむもかも(何もかも)」
会場入り口には全長11メートルの船がドンと置かれ(原子力船「むつ」をあらわしている)、壁一面には内蔵のような造形物やトラックなんかの写真がはり巡らされ、異世界が味わえます。
床にはゴミ袋のような黒いビーズクッションが置かれ、座って過ごすことができます。
いわゆる「美」とは違う表現ですが、私はこういうのは好きみたい。
※つくもさんにはおすすめしません。
2つのインスタレーションでびっくりした方も4階におりればほっとすることでしょう。
いつものコレクションが並びます。
今回のメインは安井曾太郎
最後に目指すのは、丸の内の『静嘉堂文庫美術館』です。
「静嘉堂の重文・国宝・未来の国宝」と題し、大阪・関西万博にちなみ、20世紀初頭の博覧会に出品した岩﨑家所蔵のお宝が公開されています。
展覧会のパンフレットも金ぴかで豪華です。
前期は11月9日まで
後期は11月11日から12月21日までですが、前後期でほぼ全作品入れ替わるらしいので、こちらも見逃せません。
おつき合いありがとうございます。

















