2012年5月。
知り合いに石破茂さんの応援に行かないか、と誘われました。
私が起業したのが前月の2012年4月。
興味があるものやビジネスチャンスがありそうなものには貪欲になっていた自分に断る理由などありませんでした。
詳細な場所は忘れてしまったけれど、場所は都内のホテルのパーティー会場で、そこには三原じゅん子氏や後藤田氏など、テレビで見たことがある面々がいて、必勝!みたいなハチマキを巻いていました。
私にとって、三原じゅん子氏といえば政治家ではなくて金八先生のヤンキー役。
「顔はやばいよ、ボディをやんな」
は名台詞だけど、政治家になってもあのセリフがバッチリはまりそうなハチマキを巻いた三原じゅん子氏でした(笑
当時は今のように動画サイトで政治家の政策論争を見られる時代でもなく、政治にも石破茂さんにも特別な感情はありませんでした。
美味しいものを食べられたらラッキー、くらいの感覚でいましたが、石破茂さん出身の鳥取県で作られた梨の缶ジュースと鳥取の高校生がオリジナルで作ったという棒にまかれたちくわがお土産として配られただけでした。
「なんか政治ってすごい世界だなあ。でもさすがにジュースとちくわだけではお腹が空いてしまうから帰りに何か食べて帰ろうかな」
などと考えていたらパーティーが終わりに近づき、これから希望される人は石破茂さんと一人一人名刺交換ができるとのアナウンスが流れました。
「もし将来石破さんが総理になったら思い出になるじゃん!」
くらいの気持ちで列をなしている後ろに並んでいざ、石破茂さんとご対面。
私は作り立ての名刺を出して
「心理カウンセラーをしています、よろしくお願いいたします」
と挨拶をしました。
今でこそメンタルヘルスの必要性が認識され、「カウンセラー」という言葉も一般的になりましたが、当時はあまり知られていない職業でしたので、私の職業を告げたところで正直石破さんの反応に何も期待はしていませんでした。
でも、石破さんは私の名刺を見て
「心理カウンセラーですか。うん、これからの時代に必要なお仕事ですよね」
と言ってくださった。
石破茂さん、意外と世の中の隅々まで見ている人かもしれない。上から目線で申し訳ないけれど、一気に好感度があがりました。
昨日から見ているいくつかの動画の中で、石破さんが地方創生をライフワークにされていることを知りました。
2011年に東北大震災の後に被災地に入って避難所を回り、ご自身が感じたことを国会で涙声で演説している動画が何本もあがっていました。
実際に被災地に行って、家や物といった目に見えるものだけでなく、心という目に見えないものが疲弊されている被災者を見たからこそ、心理カウンセラーと名乗った私に対してあの言葉をかけてくれたのかもしれないな、とその動画を見ていて思いました。
石破茂さんが昨日総理になって、久しぶりにスマホに入れていたフォルダから写真を見てみました。
石破さんも私も当たり前ですが若かった。
これが私が石破さんと実際に会ったときの思い出です。
だから石破さんが人格者だとかいうつもりはなく、ただそういう一面を感じたという事実です。
政治については公に発言しないと決めているので、今回の自民党総裁選を含め、政治には個人的に色々と思うところはありますがこれ以上は書かないでおこうと思います。
ただ、自民党総裁として、一人でも多くの方が未来に希望が持てるような日本を作るリーダーとなっていただきたいと思います。
おまけですが、あのパーティーで見た三原じゅん子氏は化粧が濃かったです。
でもメディアで見る高市早苗氏や小池百合子氏など、有名な女性政治家は皆さん化粧がトレンドに応じて変化しておらず、時代が止まったかのように濃いと思うのですが、これは何かのジンクスなのかな・・・謎。
こんな写真載せた以上悪いことできないね(もちろんしないけど)
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