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井上芳雄さんと坂本真綾さんの二人だけのミュージカル、「ダディロングレッグズあしながおじさんより」を観てきました。

今回一回だけの観劇です。
あーん!もっと増やしておけばよかった。


言わずと知れた、あしながおじさんのお話。


とてもとても素敵な舞台でした。

冒頭からジルーシャ(あれ?私が子供の頃に読んだときは違う名前だったような…。)演じる坂本真綾さんの歌声に心の琴線を揺さぶられまくり、最前列にも関わらず涙が溢れて止まらず。

舞台は1912年のアメリカですが100年経った今でも少女から大人になっていく姿がとっても生き生きと描かれていたんだなと改めてこの小説の素晴らしさを実感。
子供の頃、夢中になって読んだっけ。

明るくてかわいらしくて、頭の回転が良くてウィットに飛んだ手紙を書く真綾さんのジルーシャがとても溌剌としています。
凛としたしなやかな女性になっていく様は観ている私たちにもしっかりと大学4年間の月日を感じさせてくれます。


架空の人物スミスとして支援しているジャービスの芳雄くん。
彼女がスミスに宛てた手紙を読んでどんどんジルーシャに惹かれていき、
スミスは自分であると打ち明けようかと葛藤します。
小説には描かれていないジャービスの心の移り具合が手に取るようにわかります。


二人の歌声が澄んでいて、心が洗われるとはこういうことなんだなーって。

なんでしょう。
涙によってきたなーいものが流れ落ちたような感覚になりました。


終演後はあしなが育英会の募金箱が舞台に設置され、私も少しだけですが協力いたしました。

震災孤児になった子供たちは2000人に上るそうです。

本当にあったかく、素敵な舞台でした。

シアタークリエで9月19日まで。

ぜひ!(^ー^)