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今日、ミュージカル「スリルミー」を観に麻布十番アトリエフォンテーヌへ繰り出しました。


なんと、劇場に行ったら気の狂ったコソ泥がいました。( ´艸`)

だれかMさんのおしりをペンペンしてあげてください。(・∀・)


えっと、スリルミー再演、ものすごく進化を遂げていました。

演じる二人は同じなのに全く違う作品を観ているような・・・うーん、っていうか、なんでしょう、より深みが増したというか。


観終わった後、「ウォーターーー!!」って叫びたかったです。(ヘレン・ケラーですのよ。)

そんな感じ、ってわかってくれますか?この衝撃をなんと表現したらいいものか。



ネタバレあるかも。ご注意を。



冒頭の万里生くんの「私」の第一声からして前回とは何もかもがちがっていました。


あ、違う!よくなってる!


ピアノの演奏もとてもいいです。

ピアノが主張しすぎてなくて、うまく歌と溶け合ってる印象を受けました。


疾走感は変わらずに二人の心理描写により一層の彩りを添えてくれる演奏でした。

ストレートプレイに音楽が乗ってるという感じかな。


新納さんの「彼」と万里生くんの「私」が前回よりずっと違和感なく二人の世界を感じることができました。

前回はどうしても彼って私を利用してるだけ?とか彼は私のことどう思ってたんだろう?って

いろいろ思うところがあったのですが、今回、その疑問が全て解決されました。


事件へ向かうまで、事件後、そして逮捕されてからの二人の心理の変化がとても深く、

セリフのあちこちに最後への伏線がちりばめられていて、いろんなことに気付かされます。


「完璧だ。」このひと言になるほどなぁ、とか。(ぼかしてるのはまだ観てない方の為です。)


お二人、韓国旅行もされたからか、より愛が深くなってますね。o(^▽^)o

前回はお互いの感情をぶつけ合い、傷つけ合っていたような印象だったのが、今回はそうじゃなくて、

なんだろな。深い気持ちの奥底でお互いを求めてるような・・・。ちょっと違うな。どう表現すればいいんだろ?

お二人の演技の根底にブレがなくて静かなんです。そしてピアノも静か。

激しいんだけど静か。

繋がってるな、って思いました。



舞台で描かれていない二人だけの時間、また、彼が人を殺すことでしか満たされないようになってしまった原因など、二人を観ながらその奥にあるいろんな情景を観ていました。


とても深い深い作品だと思います。

やっぱり今回も深い森の中に迷ってしまいました。

でも今回の深い森は迷いながらもなぜか少し穏やかです。


これ、実際にあった話なんだもんね・・・。本当に人間とは複雑で、そして愛は深い、理解することは難しい、そして人間はおもしろい、(表現、不謹慎?)だからその愛の答えをみつけたくて人は生きていくんだな。


最後、「彼」が「私」に「レイ・・・」と呼びかけるシーンで彼の私に対する思い、私の彼に対する思いのすべてがわかった気がしました。


あぁ、そういうことなのね・・・と。そしてその思いに泣けました。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。


やっぱり新納さんは最高だ!!о(ж>▽<)y ☆万里生くんも。(^ε^)♪



今夜はこの思いを噛みしめて眠りにつきたいと思います。


ではでは。(≧▽≦)