みなさんこんばんにゃ。
感想行きます!っていうか、順不同、あっちへ行ったりこっちへ行ったりあーこりゃこりゃな感想になると思います。
そしてネタバレあるからご注意を!
たぶん、まったく原作を読まなくても楽しめると思います。
でも!原作を読んでから見た方が、この演技にはこんな意味が含まれていたのか、とかより深くわかると思われます。
劇中劇の「嵐が丘」。
伯爵家の令嬢キャサリンと孤児のヒースクリフが仲を引き裂かれそうになり、それを跳ね返そうと二人で向かい合って熱く語るシーン。
原作を読んでない人はたぶん、あー、向かい合ってるな、で終わると思うのです。
でも、ここのこの場面。キャサリン役のマヤは相手役のヒースクリフしか見えていない、つまり、自分の演技だけが全てなのです。
共演者や観ている観客のことなんておかまいなし。ただ自分の演技に没頭するのみ。
それで「舞台荒らし」とレッテルを張られ、他の舞台から締め出されることになるんです。
一応他の人のセリフで説明はされているけど、あの向かい合って演技している姿がそこのところを非常に象徴的に表しているのですよ~。
奥村佳恵さんの姫川亜弓。とても似あってると思いました。
たたずまいに品があって、気の強さも垣間見えていて、演技も迫力があって引き込まれます。
「王子と乞食」の乞食姿になって観客席通路を歩きながらお菓子をねだるシーン。
わ~、私たち、漫画のあの場面に遭遇してる!実写バーチャル体験だよ~!!私、アメちゃん、持ってるんだけど!こっちに来てくれたらあげるのにーと大興奮。о(ж>▽<)y ☆
あと、原作にはないシェイクスピアの「テンペスト」。
ダンスシーンが大迫力です。
それに鯉のぼり?みたいな衣装がめっちゃステキ!!
奥村佳恵さん、まだ21歳なんですって。ちょうど亜弓さんと同じ年齢ですね。
ちょっと幼さが残るかな~なんて思いましたが、考えてみれば21歳なんですもんね。
マヤに対して感じる屈辱感や羨望感、そして自分自身のプライドを歌うシーン、グッときました。
今後他の舞台もぜひ見てみたいです。
おもしろいなと思ったのが劇団一角獣の人たちです。
原作の骨太感を残しつつ、すっごくパワフルなの!格好も今っぽくてラップでヨーヨーって言ってるし(すみません、そんなこと言ってません、嘘つきました・・・。でもラップはそんなイメージだからさ・・・。おいおい、なんてダサダサな私。
)
でも本当に今っぽくてダイナミックで、とってもステキでしたよ。
ではまたつづく。