10代の頃、大好きでした。G-クレフ。
クラシック界の異端児?という異名で、全員東京藝術大学卒のフュージョンインストバンドです。
アカデミックな雰囲気を残しつつ、クラシック界にはおさまらないカンジがとっても好きでしたね~。

そうです、アカデミックでちょっと人とは違うんだぜ、俺達、って感じ、今も好きですね。( ´艸`)

バイオリンを弾きながらバック転はしちゃうし、会場中は走り回るしで最初に見たときは衝撃を受けました。
でも曲はとても聞きやすくて、ステキな曲が多かったです。

当時、同じ東京藝大出身の葉加瀬太郎さんが在籍していたクライスラー&カンパニーの方が人気、知名度共に高かったですが、断然、私はG-クレフ派でした。
クライスラーが電子音とかをよく使っていたのに対して、G-クレフはあくまでもアコースティックにこだわっていたところに惹かれました。
そうそう、G-クレフのチェロにいらっしゃった柏木広樹さんは葉加瀬さんのワールドツアーに参加されていたりするのですよ。あと、映画、「冷静と情熱のあいだ」だったっけ?の主題歌の作曲とか、「おくりびと」で本木さんにチェロ指導したのも柏木さんでした。
今でもテレビを見ていると、あ、この感じ、好きだな~、アレンジ、いいな~なんて聞いていると、元G-クレフのメンバーが入っていたりするのでとてもうれしくなります。

私の音楽の趣向はG-クレフでフュージョンに目覚め、JAZZへと移行。何年か後にミュージカルへと続くわけです。
当たらずも遠からず、な感じでしょう?(°∀°)b
フュージョン系やJAZZ(こっちはボーカル物もあるけど。)は基本ボーカルがいなくて、歌詞がない分、自分で好きなように解釈できるから好きです。
誰かに押しつけられたものではなく、どんどん想像を膨らますことができる。
同じ音楽というくくりを持っていてもそんなところはミュージカルとはずいぶん違いますね。

だからカラオケはちょっと苦手です。
私が音痴っていうこともあるけど、流行りの歌がイマイチよくわかんないし、ボタンを押せば金太郎アメのように全く同じアレンジが出てくるから。
音楽ってその時のアーティストの心の動きとか、会場の雰囲気とか、一緒に奏でているバンドとの呼吸とか、そういうのでずいぶん同じ曲でも違って聞こえてきたりするんですよね。
あ、そういうところはミュージカルも一緒だ!
「好き」の共通点はここだったか~。今、自分で気づけてちょっと嬉しい。(≧▽≦)

くっつけた曲は、「宝島」です。
今にも船を出して宝島に向けて出発していく雰囲気がしませんか?

というわけで、聞いてみてくださいね~。(^O^)/