- ピアノ・ピトレスク(デラックス・エディション)(DVD付)/レ・フレール
- ¥2,747
- Amazon.co.jp
土曜日、横須賀芸術劇場へ、
横須賀出身の兄弟ピアノデュオ、レ・フレールのライヴに行ってきました。
「Les Fre’res」とはフランス語で兄弟を意味するそうで、
兄弟で一台のピアノで連弾をします。
ずっと横須賀のライヴハウスでやっていたころから行きたかったのですが、
ちょっと病気になってしまってからは夜出歩きたくなくなったり、
そう思っていたらあれよあれよと人気が出て、大ホールにまで出演されるようになり、
それもすぐ完売状態で、今回やっとチケットがGETできたわけです。
でもそれでもやっとこさで5階席ですけど・・・でも観られるだけでも幸せ!
レパートリーもとっても幅広く、弟の圭土さんが得意とするブギは超激早弾きで
でもまったくリズムに乱れがないし、会場がどんどん盛り上がります。
鍵盤の上で20本の指が踊ってました!!
そして、お兄さんの守也さんのブルースも本当に素敵。
今回のライヴは3歳以下のおこちゃまも大人のひざ上OKで、
小さい子もたくさん来てましたが、
大人のブルースで、守也さんがどんどんアドリブを繰り広げていきます。
それで、ちょっとブレイクしたりすると、おこちゃんが笑うんです。
そして、アドリブが再開、またブレイク、「きゃははは」、
そのおこちゃまの笑い声がとっても楽しそうで、会場全体がとっても和みモード。
弾いている守也さんもとっても気持ちよさそうに弾いていました。
咳ひとつでもしようものなら殺気立った空気が流れるコンサートだといやになっちゃうけど
このライヴは子供たちの笑い声や歌声までもあふれ、かといって全然子供向けの音楽ではないんですよ。
そして、ブギ、ブルース、と続いてからは、今までとは一変、
守也さんがベルギーのルクセンブルグに7年間クラシックピアノの留学をしていたこともあり、
その頃に作曲した曲になったり、圭土さんが作った物語にクラシック調の曲がついたり、
ピアノを駆使してお琴の音やチェンバロの音になったり。
(チェンバロ風にチューニングしたピアノは別のピアノが出てきてました。)
休憩なしの2時間があっという間でした。
MCはあまり上手ではなかったけれど、その話す一言一言に
レ・フレールお二人の人柄が満ち溢れていました。
クラシックの時は、ヨーロッパの空気が流れ、
JAZZやブルース、ブギの時はさすが横須賀出身、アメリカの酒場が目に浮かび、
そして、ちょっとポップな曲の時は子供たちの笑い声。
とーってもいいライヴでした。
また、行きたい。そして、いい音楽は、大人も子供も関係ないし、
音楽って笑ったり、歌ったり、楽しんで聴くものだよね、
ということを改めて感じた二月最後の夜なのでした。