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今どきカセット?とバカにされそうですが、フラの練習曲はカセットで渡されます。

それで、使ってないカセットあるかな、とガサゴソしたらこんなものを発見!目

一年半、名古屋のサンバチームに入っていたことがあります。
私はダンサーではなくて、楽器の方。

だから格好はTシャツにジーンズでいたって普通です。

(誰か、あの衣装を想像しましたね?)


名古屋でもブラジルサンバの先駆者と言われる方が作っているチームでかなり個性派が揃ってました。
私も少し変わってると言われますが、ここにいたときは十二分に私ってすごいノーマルというか、言ってみればつまんない人間だなあと痛感させられっぱなしでした。


ダンサーなんてすごいスタイルいいし、(踊りもかなりハードなので、体育大出身、とか、本当にプロを目指してる、またはプロのダンサーだったりしてました。)

あのでっかい宝塚顔負けの羽をつけるためには、ちゃんとテストに合格しなければ

つけられないし、つけられるのはダンサーのトップ2~3人なんです。

それにあの衣装、手作りなんですよ!

ブラジルに行ってできたものを買ってくる人もいましたが、それは邪道で、

衣装は長い期間かけて、自分だけの衣装を作るのがダンサーの、なんていうのか、誇りというか、基本姿勢だそうです。


しかも度胸も半端なくて、一度、何かのイベントで胸が出ちゃったトップの人がいて、

「○○さん!出てますよ!!」ショック!

と言ったら、

「あら~ラブラブサービスしちゃったわっ」


げーっ、すごいよ、この人・・・ガーンさすが。

私には絶対ムリ・・・叫び



このカセットは、サンバ99。
99年のリオのカーニバルの曲が入ってるんじゃないかな。
以前ブログに登場したO先輩に誘われて半ばイヤイヤでチームに参加しました。
入ってみると、抜群に面白い!o(^▽^)o
見たことがない打楽器が織り成すサンバのリズム。音譜
日本人は手拍子からしてサンバのリズムとは違うからと徹底的にリズムを体に染み込ませるために、最初はマラカスのようなガンザという楽器から始めました。


毎週日曜に練習で、あっちこっちのイベントがあれば駆り出されてサンバの演奏。
終わったら打ち上げ。

毎週水曜夜も名古屋栄にあるブラジルレストランでサンバ。
土曜は朝までブラジルレストランにいたり、チームの仲間の家にいたり。

このブラジルレストランではかなり有名なサッカー選手の顔もよく見ました。

私はサッカーは全く興味がないからよくわかりませんでしたが。


それにここにいると、日系人がたくさんいて、顔は日本人なのに、話してる言葉はポル語(ポルトガル語)だし、そこら辺では人目も憚らずにキスはしてるし、私、今、どこにいるんだろう?ブラジルじゃないよね?叫びと錯覚することもしばしば。


私以外はみんなブラジル人に見えてきたり、不思議空間満載でした。

それでも平日はちゃんと会社。

その頃は外勤が多かったのであっちこっち飛び回っていました。

今考えると落ちつかないし、何をしたかったんだろうなあとつくづく思います。

もちろんすごく楽しかったのですが、イマイチ、足が地に着いていなかったなあ。

20代前半で、将来のことにも漠然と不安をもっていたり、

まあ、悩めるお年頃ってとこです。

今は家でお茶飲んでお菓子食べて、フラと中国語やってるのが楽しい。

なんか別人みたいです。

外が暗くなったら外に出る気が全く起こらないし。

このころは暗くなって終電すぎたらこれからが本番だ!って思っていました。

なんかバカみたい。っていうかバカまるだしです。とはいえ、私なんか周りに比べれば全然おこちゃま状態でしたけど・・・。



でも、みんな年齢も仕事の業種も様々で、いろんな考えの人がいてとても刺激になりました。

誕生日にはソウルミュージックが流れるめちゃくちゃおしゃれなお店で祝ってもらったり、(今でもあのお店、あると思います。)

浅草サンバカーニバルにも出て、いずれリオのカーニバルにも行けたらいいなと思っていたころ体を壊し、サンバチームの内紛というか、見たくなかった部分が見えてきて、関わりたくなかったのであっさり辞めてしまいました。


でも今でもサンバのリズムを聞くと少しウズウズします。