昨日は台風で雨だったので心配していましたが、朝起きたら青空でやったー!
今日も帝国劇場に行ってきました。
エンジニア 筧利夫さん
キム 笹本玲奈さん
クリス 井上芳雄さん
ジョン 坂元健児さん
エレン RIRIKAさん
トゥイ 泉見洋平さん
最高でした。
井上芳雄さんはご自身のブログで、映画「アメリカばんざい」というベトナム戦争を追った映画を観に行かれ、よりクリスを理解できたと書かれていましたが、久しぶりに井上クリスを観たらすごいことになっていました\(゜□゜)/
生きることに必死なクリスとキムがそこにいました。
なんていうのでしょうか。誰が主役というのではなく、プリンシパル全員が主役でした。
役者さんが自分の役をものすごく理解した上で演じているからすべての役に感情移入してしまいます。
あ~ダメだ。今日はちょっと感動し過ぎて何も言えねえ。( ̄ー ̄)
もう少し落ち着いたらまたアップします。中途半端でごめんなさい。
つづきです。
今回役者さんたちだけでなく、オーケストラの方々のすばらしさにも感動しました。
今回同じ役でもクワトロ、トリプルキャストで、いろんな役者さんを見ましたが、
みなさん役に入り込んでいるのでそれぞれ歌の入るタイミングが違うんです。
微妙にためて入る方、少し前のめりに歌われる方、それぞれの歌い方にオケがピシッと合わせてくるんです。
それは見事です。
これはオケがあるミュージカルならではだと思います。
オケがしっかりしているからこそ、役者さんたちも感情を込めて歌い、演技ができるのですよね。
ある意味、影の主役です。本当、すごいと思います。
井上クリスを観ると、そこにはベトナム戦争が終わった後にもPTSDで苦しむ一人のアメリカ人がいるな、と思います。
キムとの恋もただ好きだから、というものではなく、苦しみから逃れたい、というお互いの強い思いを感じます。
「サン・アンド・ムーン」もこれまでの幸せいっぱい!という雰囲気ではない鬼気迫るものを感じました。
アメリカに帰ってからのクリスにはやはりエレンのような人でなければ死んでしまったのではないでしょうか。
玲奈キムと泉見トゥイは前見たときはトゥイを撃った後、二人で抱き合うのですね。
20日は抱きとめようとする前にトゥイが倒れてしまいますが、二人の間にも憎しみだけではない、キムのトゥイへの恋愛とは別の愛を感じます。
トゥイにしてみればトゥイの両親がアメリカ人に殺されたかはここではわかりませんが、大切なキムの両親を殺したアメリカ人達、また(トゥイの立場からしてみれば)キムを汚してしまったアメリカ人の子供なんて許せるはずがないのでしょう。
舞台では描かれていないところを考えれば考えるほど、この作品は奥が深いなあと思います。
深すぎて、もぐったら起き上がってくるのに相当時間がかかりますね。
ところで、ドラゴンダンサー、かっこよすぎです!
いつも絶対あるわけないと思いながらひょっとして以前四季のライオンキングのハイエナダンサーのように
ナイナイの岡村くんがいるといいなと思ってしまいます。
そして私は「why god why?」の場面で後ろの方にいるベトナムの笠をかぶった人を一度やってみたいです。
もしくは自転車で通りすがるだけでもいいです。