昨日、夜10時からNHKの「今宵ゴージャス」という番組で
ミスサイゴンの曲が舞台をほぼ再現した形で2曲放送されるということで
もう9時45分辺りから準備万端でテレビの前に待機していました。
外は土砂降りの雨だし、雷がドンガラいっているわでもし本番に停電したらと思うと気が気ではない状態でした。
番組が始まって、2曲、あっという間でした。
キムとクリスが歌う「世界が終わる夜のように」もとっても素敵でした。
いつも双眼鏡で食い入るように見ているのですが、さすがテレビ、二人の表情がばっちり見ることができて新たな発見も。
歌いながらクリスがキムにキスをしようとすると、キムが「夢、支えなのよ」と必死に歌う場面で、
ああ、そうなのね。キムの今の人生を変えることができるカギを握っているのはクリスなんだ、クリスよりずっとずっとキムは必死なんだ、必死なだけに掴んだ幸せが本当に支えなんだとここですでに歌っているではないの・・・・。とわかってはいたけれども、改めてこの歌でも二人の少しの温度差というか、重さというか、違いを見たような気がしました。
番組的にはどうなのか、よくわからないのですが、
「ミスサイゴン」を見たことがない人には何の話なのかわからなかったのではないかな、と思いました。
もう少し、物語のあらすじとか、ここが見所だというようなことを、せっかく市村さんと小堺さん、戸田恵子さんの対談形式になっているのだからもっと話してくれた方が、ミスサイゴンに行って見ようかな、という人も出てきたのではとちょっと消化不良です。
やっぱり、テレビではいくら再現したといってもアメリカンドリームの市村さんのすばらしさとか、
キム&クリスの感情の高まりとか、あの帝国劇場の空間に行かなくちゃ感じが伝わらないなあと
生はやっぱり何にも変えられない良さがあることを痛感しました。
舞台もテーマパークみたいな年間パスポートとか、もしくはポイントカードみたいになっていて10回観に行くと1回B席がプレゼント、とか何かないかなあ、とちょっと願望というか妄想を抱いてしまいました。