ミスサイゴンプレビュー感想

一夜明けても興奮さめやらず、昨日泣きまくったせいで目が腫れてしまいました。
なんと書いていいのやら、出演者が本当に本気で役に取り組んでいることが伝わり、役になりきるというより役そのものでした。
一幕のクリスとキムが出会い、「ｗｈｙ ｇｏｄ ｗｈｙ？」でクリスがなぜキムに出会ってしまったのかと神に問いかけて苦悩する場面から二人がどんどん恋に落ちていく場面での二人の喜びがひしひしと伝わり、でも二人のデュエットのときも気のせいなのか、音楽に入っているのか、効果音なのか、プロペラの音が聞こえるんですよね(Θ_Θ)
二人の幸せそうな顔を見るとどうかこのまま幸せなままでいてほしいと願わずにはいられません。
２幕のエレンとキムの対決も立場の違う二人の気持ちが痛いくらい伝わり、伝わり過ぎて苦しいです。(>_<)

支離滅裂ですが、私は演じている井上さんや他の方がどう思われているかわかりませんが、最終的にはクリスはキムを愛していたんだと思います。そうであってほしいという気持ちも込めてですけど。
ずっとエレンに隠していたこと、エレンにキムとどちらを取るか迫られたときの告白しながらの叫び。でも、アメリカでのエレンとの生活も捨てられない。私はズルいとは思わない。
最後のキムの究極の選択。タムをクリスに託し今の生活から脱出させたい母としての思い、そしてクリスの記憶から絶対に自分の記憶を消させない女としてのプライドを感じます。
このミュージカルは生半可な気持ちで見に行くのはキツい、見る側にも覚悟がいる舞台です。