第1話 最悪!新生イナズマジャパン!!
ホーリーロードスタジアム。
FFI v2
フットボールフロンティアインターナショナルビジョン2の開催が決まり、
新生イナズマジャパンが発表されようとしている。
雷門をはじめとして、月山国光、白恋など、
天馬たちがかつて戦ってきた強豪たちが集められている。
太陽や白竜の姿も見える。
葵もスタンドから見つめている。
世界と戦うメンバーに誰が選ばれるのかと
ワクワクするという天馬。
「まるで自分は絶対に選ばれるという口ぶりだな。」
剣城が冷やかす。
神童も、ここまでの道のりを思い返す。
「メンバーの選出、ご苦労様でした。」
「ああ…。」
黒い影が答える。
「それにしても意外でした。
まさかあのようなメンバーをお選びになるとは…。」
ポトムリが続けた。
「かかっているものが大きいからこそ
彼らを選んだ。
問題はない。」
どこかで見たようなその影を、
ポトムリは監督と呼んだ。
「お手並みを拝見します。監督。」
現れた男は
黒岩流星。
イナズマジャパンの監督だ。
特別席には豪炎寺の姿もあった。
黒岩は言った。
「代表にふさわしい力を持つ君たちに、
このフィールドに集まってもらった。
が、日本代表として今日選ばれるのは
11名のみだ。」
OP
Aパート
キャプテン 松風天馬
神童拓人
剣城京介
瞬木隼人
野咲さくら
九坂隆二
真名部陣一郎
鉄角真
森村好葉
皆帆和人
井吹宗正
以上11名が日本代表になる。
信助たちが選ばれなかった。
天馬は彼らにかける言葉がみつからなかった。
そして、ほとんどが無名の選手。
公式試合のデータもない。
とはいえ、海外で実績のある黒岩監督の人選。
間違えるはずはない。
黒岩監督は
11人に向かって話す。
「お前たちにはこれより、世界を目指してもらうことになる。」
エキシビジョンマッチが行われるという。
試合開始は10分後。
ロッカールーム。
新しいユニフォームを手にする11人。
「なぜ彼ら何でしょうか?」
剣城が神童に静かに尋ねた。
「ああ。」
神童はメンバーを見回して、
天馬を呼んだ。
「彼らの力も特徴も、
何一つわかっていない。
そんなやつらを上手く動かせるのか?」
「きっと俺たちも知らなかった
すごい選手がいたってことですよ。
楽しみじゃないですか?」
天馬は楽観的に答えた。
「みんな、聞いてくれ。」
神童は代わりに、メンバーに何か言った。
歓声の中、新生イナズマジャパンが現れた。
雷門の仲間たちも応援してくれている。
皆の分までがんばると誓う天馬。
試合の相手はあの帝国学園。
「黒岩監督。見せてもらいますよ。
あなたが選んだイナズマジャパンを。」
鬼道は笑みを浮かべた。
「面白いことになりそうですね、監督。」
水川みのりは黒岩に話しかけた。
FFI v2 においては、
化身とその関連行為の全てを禁止するという
新しいルールが適用される。
「能力に制約を与えることで
選手たちの新たなる可能性を見出す。
豪炎寺は黒岩監督を見た。
「お前たちの力、
ここにいる多くの者に知らしめるのだ。」
「はい!」
と答えるイレブン。
一方鬼道監督。
「名門帝国学園に許されるのは
勝利のみだ。
わかっているな。」
「はい!」
帝国イレブンも答えた。
キックオフ。
スライディングのこぼれ球は天馬に。
天馬はアグレッシブビートで抜こうとするが、
サルガッソーV2に阻まれる。
こぼれ球は再び神童に。
「よし、試してみるか。」
神童は思った。
さっき、神童は
ロッカールームで皆に言ったのだ。
試合に勝つためには連携が必要だと。
全員協力して欲しいと。
みんなはうなずいた。
そして、神童は神のタクトFI。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ご、豪炎寺くんが…
もう言葉は要りません。
文句もありません。
私、ギャラクシーを真面目に見ます。
この周りの人、ダレ?
いままでの絆もあるんだ、
という伏線?
あるいは言い訳?
こういう部分、好きです。
ライメイプレイ中の私には
白竜の存在は納得だけれど
本編では絡むこともなかったので、
脈絡ないような気もします。
敢えて登場したということは、
何かある?
深読み?
思い込み?
豪炎寺くんや鬼道くんが
初回限定のゲスト出演だったら
どうしよう…と思っていたけれど、
Bパートの黒岩監督の電話で
彼らが濃くかかわってきそうな予感。
ってか、Bパートで黒岩氏の正体が
バレちゃっていいんですか?
というわけで、
モチベーションが突然上がって
Aパート書き終わり~。
画像は偏りまくり~。
Bパートまで
今しばらくお待ちください。
***画像追加しました***