ぼくの右手と左手は仲が悪く、いつも喧嘩ばかり。
そんなある日も喧嘩をしてました。
右手「おい左手。お前はいつも楽ばかりしているよな!!」
左手「楽ばかり?」
右手「そうだよ。ご飯食べるときに、俺はお箸を使っているのに、
お前はただお茶碗を持っているだけじゃまいか!!
ボーリングの時だって投げるのは俺だし、
字を書くときだって、お前はノートを抑えているだけじゃまいか!!」
左手は何も言い返せなかった。
しばらく沈黙が続き、左手はこう言った。
左手「君はいつも主役だった・・・。
ぼくだって、ボーリング投げてみたかったよ。
パソコンのマウスも楽しそうに動かして、
携帯の操作だってやりたかった・・・
本当はいつも羨ましかったよ・・・
でも・・・それでも良いと思った。
ぼくは左手。君は右手。
それぞれの役割があるから、ぼくはぼくなりにがんばってきたんだよ!
そんなぼくの気持ち、右手には分かるわけないだろ!!!!」
右手は我に返った。
右手「お、おまえ・・・ずっと、そんな事思っていたのか・・・・」
「でも、エラそうに言ってるけど、当たり前の事を言ってないか?」
左手はまたしばらく考え込み、そしてこう言った。
左手「プレステでゲームするとき、ぼくは十字キーの操作で、
君はボタン押してるだけだよね?
君だって楽している時があるんだよ?」
まるで、「結局はお互い様なんだよ」と言わんばかりに、
左手は勝ち誇ったように言った。
さすがの右手も何も言い返せなくなったかと思いきや、
右手「お前、ボタン連打する身にもなれよ!!」
が、がんばれ俺の左手!!><