↑ ここにも書いたけど 小説は断然文庫本派
今回 本屋で見かけてなんとなく面白そうと買ったのがこちら
主人公は50代
それなりに堅実に暮らしてきたけれど
老後のことはいまいちボンヤリ。
自分は我慢できるけど、家族に強いことは言いたくないとか 遠慮しちゃうとかで肝心なことが曖昧なまま
昭和世代のあるある?
先方の家柄に合わせた娘の豪華な結婚式
介護に葬儀 そしてリストラ
老後の蓄えはガリガリ削られて………
軽い気持ちでベットの中で読みはじめたら あまりにも身に詰まされて真夜中過ぎまでかけて一気読みよ。
深刻な前半から 後半ちょっとあり得ない展開になって息苦しさから解放されたのは良かったけど。
細部の描写のリアルさには唸りました。
帯が天海祐希さんだったなぁ と思って調べたら
この絵面だとコメディ色が強くなりそうです。
勿論天海さんのコメディエンヌぶりは定評あるし良いんだけど
お年頃の人は
笑いながら ぞーーーっとするかも。ご注意を