もう一本は   かっこ良くも可愛くもない  歴史ベースもの。







実話を元に 「パラサイト」のソン・ガンホが主演の映画。


この舞台になった「光州事件」は1980年に実際に起こったこと。

民主主義を守ろうとする学生を中心にした光州の人々が 平和的なデモを始めたけれど  それが軍部と衝突し 大量に市民が虐殺される事件に。


でも 報道は規制されて  世界はおろか 国の中でも 悲劇は隠蔽されそうに。



そんな中


当時の軍事政権の圧政を白日の元に晒したのは  ドイツ人の記者だった。


その彼を運んだソウルのタクシー運転手のお話。



実際この運転手は見つかっていないし  最後のカーチェイスも 地元の人とのふれあいももちろんフィクションなんだけどね。



でも  タクシー運転手役の ソン・ガンホの存在感でリアルな感じに仕上がってます。



そして



私が学校のゼミで韓国に行ったのは  1984年あたり。


つまり この事件からたった4年しか経ってなかったと言うことに愕然。



確かに町並みや雰囲気は  こんな感じで   今のおしゃれーな韓国よりこっちの方が私には「韓国」ってイメージ。


交流した 高麗大学や  梨花女子大の学生は 真面目で とても感じが良かった。 勉強熱心で「白樺派のファンなんです」 と言われて 即答出来ませんでした。私。ごめんなさい。

そんなんだから、学生運動の気配は感じませんでした。日本人に剥き出しの敵意を見せる人もいなくはなかったけど  ほとんどの人が優しくて  半月の楽しい、良い旅をさせてもらいました。



ただ


戒厳令下だったし   町に軍人がいたりして  なんか少し緊張感もありました。


その時  30年後韓国がエンタメで日本が憧れるような立場になるとは  全く想像できませんでしたね!

テレビの俳優さんは、みんな 竜雷太みたいなゴツい系の二枚目ばっかりでしたしね。



まー



これ、面白かったから



他にもいくつか  実話を元にした映画をHuluで観られるのでそちらも観てみようと思います。




それでは!




明日からお仕事頑張りましょう✨