弾丸 甲子園ツアー まぁ高校野球の時にも大抵弾丸で行くので慣れてますけどね。
せめていつかユニバーサルでハリーポッターのアトラクションは行きたいわぁ
ま、そんなぼやきは置いておいて。
試合はやっぱり、関西学院強かった。
じりじりと離されて 素人目にも厳しい戦い。
そんな中 大活躍だったのは 春に悪質タックルの被害者となったQBの彼。
パスの精度も良いし 彼自身も走ってゲイン出来る。
MVPまで取って終わりよければ全て良しの一年だったね。加害者にさせられた日大の子も 彼の活躍に胸を撫で下ろしているのではないかな。
そんな当たり前の感想は置いておいて。
私は小さい頃から見てきた男の子がいました。
息子の同級生
息子と違って運動神経が良くて。
息子と違って コツコツと真面目で実直。
素直でまっすぐ(ここは息子もそこそこ)
他の花形競技の同級生に誘われるけれどアメフト一筋
高校は弱かったので 部活の後輩たちの憧れの視線を背中に浴びながら 大学で満を持しての体育会
しかし ここから 多くの運動部「あるある」
怪我に悩まされ
復帰するとまた怪我
同じポジションに強敵の新入生
そんな時は やめちゃう子もいるし それを責められる訳もない。
でも彼は他の不調でますますフィールドが遠ざかっても頑張り
それでも忙しく練習しながら
就職活動も両立し
先週の日曜日のフィールドに スタイルをして立っていました。
戦況から 出場は難しそうなのに
何度もスタジアムコートを脱いでは入念に準備
万一呼ばれたときに準備不足で後悔したくないのでしょう。
彼らしいなぁ 本当にすごい子だ。
そしてゲームセット
サイドに整列したときに
ナイターのライトに照らされて
仁王立ちのまま空を見上げている姿を見て
たまたま 側にいた後輩のお母さんも幼馴染みのお母さんも ホントに発作的に涙が流れてきて
◯◯くん これはちょっとこらえるの ムリ……
と 自分の息子でもないのに泣き笑いの気味の悪いおばさんたちなのでした。
彼は彼の努力を一人でたんたんと昇華してるんだから そっとしておかなくちゃいけないのはわかってます。
だから凄く離れた銀傘の下で見送りました。
競技が違うから絶対お叱りを受けそうなんだけど(笑)
ノーサイドの歌詞
何をゴールに決めて
何を犠牲にしたの 誰も 知らず
が頭の中をぐるぐる。
どの競技でも 勝って終われる子は少数
レベルが上がれば試合にすら出られない。それなのによくやり遂げた。
そんな男の子をわかりたい。いやわかったふりを許してね。そんな甲子園の一日でした。
因みに うちの男の子はタイプが違いすぎて(*_*)
彼もどこかで人知れずにでも輝くときが来ることを信じたい。
かわいいけど1000円は高い(笑)