前の記事のつづきです。


 

ただの「ぼんやりくん」とはいえ きちんと座っていられることがアドバンテージだったりする幼稚園受験



その当日に 脳のどっかが繋がったのか 刺激たっぷりの外界への扉が開いてしまったわが子。



今まで手を繋がれてまっすぐ道を歩いていたのに



唐突に ガードレールに絡みはじめるではないですか。


それっぽっちの事でと笑われると思いますが私には見たことのない息子の姿。 焦りました。



その後 会場にはもっとフリーダムな子がいたので気圧された息子はまたおとなしくなったのですが明らかに今までとは違って 周りの子が気になって仕方ない様子。


一方そのフリーダムな子は一秒も止まらず駆けずり回り 順番が来ても考査に入ることも出来ず。


お母様 あまりのことに子供を追い回すのもやめてしばらく座って宙を見ておられました。 


そしておもむろに立ち上がり「○○!帰ろ!」と声をかけました。


すると今まで言う事を一切聞かなかったお子さんが飛んできてお母様と手をつなぎ 嬉しそうに出ていくではないですか。


他人事だと思ってと叱られそうですが、ちょっと微笑ましかったです。


多分彼にぴったりの場所が他にあるということでしょう。



当然



うちも 他にぴったりの場所があったらしくそちらは不合格でした(笑)



二年後の小学校受験までの間に 外界と繋がった息子は急速に「おっとり」を脱ぎ捨てて行きました。



無風時代の終わりです。







ま、世の中そんなに甘くないってことだな