わたしの生まれ育った町の人口よりも、亡くなられた方が多いこと。
当時、津波は無い場所だけど、大地震で被災した実家、当時聞いた事は今でも鮮明に覚えています。
目の前で、数メートル先で助けを求める人を助けることが出来なかったと父は言っていた。
震災の少し後に帰省した際も、余震が起こるたびに、小さな子供たちは、とにかく一番近くにいる大人にしがみつく。
8年が経ちましたが、あまりの衝撃と憎悪にも似た感情と、原子力のこと、いろいろ考え、いろいろ思いました。
わたしが今の時点で思う事は、多数の死も、ひとりの死も同意。
しかし理不尽に死がある事はいけない事。
自然災害は、長い歴史の中では自然の事だけど、今を生きる人には理不尽だとも思う。
自分の目の前にいる人を守ろう
そう思います。
普段の生活ができる今を大事にしよう
大きい事は出来ないし、上に書いたことも、思うことであり、守れる範囲はとても小さい。
妻だけは守る
それが本音
誰よりも先に妻を探すだろう
妻の無事が、その後のすべてだ
今のわたしが、そう思う妻
そんな人を亡くした人たちが、とても多いことが、つらいです。
当事者にしか分からないけど、分かろうとする事しかできないなと。
3.11以降も、たくさんの災害があり、たくさんの人が苦しんで、そして前を向いています。
そして前を向けない人もたくさんいます。
自分が当事者になった時に、どうするのか、どう考えるのか、どう動くのか
前を向いていけるように、心構えと、小さな小さな勇気を持てるよう生きていきたいです
今を精一杯生きていこう
震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りします