3日以上泣き続けたもうひとつは


2年前に長女が親友を亡くした時です


6年生の時でした


そのお友達には2度泣かされてしまいました


4年生のとき転校してきて仲良く遊ぶようになって


割と大勢で遊ぶのが好きだった長女が初めて、2人で約束して遊ぶようになったんです


私も5年生の時に親友が出来たので


長女も親友って呼べるお友達ができて私も喜んでいたんです


でも4年生の終わりの日にまた転校していってしまうと聞いて


あまりに突然で娘もとてもショックだったようで


自分が転校するとき泣いたことがなかった子が


ずっと泣いていたんです


それほど大切なお友達だったんですね


その後その子のお母様から聞いたのですが


何度も言おうと思ったのにどうしても言い出せなかったらしいです


でも、お引越しされる前の日にたくさん遊んで思いでもつくれて


学校は違ってしまうけど、すごく遠いわけではないので


「また遊ぼうねって」笑顔で手をふる事ができたんです


5年生になってからは頻繁に文通をしてました


6年生になった5月突然そのお友達から電話がきて


「今日あそべる?」って聞いて来たので


もちろん私も「いいよ」って言って約束させました


お友達と楽しく遊んで帰ってきた娘の笑顔を私は今も忘れません


本当に楽しそうでした


「何して遊んだの?」ってきいたら


前によく遊んだ公園に行ったりとか


ねこに何匹会うか数えてたとか


すごく懐かしいって言ってたよって


そんなたわいもない事が二人にとっては


本当に楽しくて仕方なかったんですね


そしてまた夏休みに会おうねって約束してたんですね


でもその日はどうしても都合がつかず断らせてしまったんです


その後夏休みもなかなかお互いに遊べる日が合わなくて


とうとう夏休みが終わってしまいました


そして2年前の今日突然その子のお母様から電話がかかってきました


言葉少なげに挨拶した後に言われた言葉は


「今日娘が亡くなりました」


「急性心不全で・・・」


あまりに突然でした


だって心臓が悪いなんてきいてなかったし


いつもあんなに元気に走りまわっていたのに


どうして?


笑顔の可愛いとても優しくていい子でした


そして私は最後の約束を断らせてしまった事を思い出しました


いままでたくさん後悔したことあるけれど


どれもまた頑張ればいいことばかりだった


でも、この約束だけはもう2度と叶えてあげられないんですよ


わかっていれば他のどんな用事も断ったのに


そしてその子のお母様からもらった最後の手紙には


12才のお誕生日おめでとうからはじまる文章でした


娘のお誕生日は夏休みにあるんです


どうしてもこの手紙渡したかったんでしょうね


そう思うともうそれ以上はしばらくの間読む事もできず


ただ自分を憎みました


あれから2年がたちました


私には娘の人生を決める事も変えることも出来ません


娘が選らんだ道を信じて


そして見守っていこうって思ってます