新型コロナウイルスと不動産4
リアルエステートコンサルティングオフィス代表の中西です。さて、最後は「新築戸建」ですが、いわゆる建売が約5900件、土地を購入しハウスメーカーや工務店などで注文住宅を建てるケースの「住宅用土地」は約5800件」となっており、合計で約12000件ほどです。まず建売ですが、こちらは建売専門の会社が土地を仕入れて建築したものを仲介会社が販売します。「中古マンション」や「新築マンション」ほど戸数はないので、マイホームを買おうという方が最初に検討することが多いので、コロナショックで購入者の総数が減っても予算的に余裕があり、勤務先もコロナの影響が少ない企業勤めの方であれば購入されると思われますので成約件数は極端には減らないのではないでしょうか。「住宅用土地」についてですが、購入する方はほとんどがハウスメーカーに注文建築を依頼するのでかなり高額なものとなります。今まではブランドを高額で買っていたのですが、コロナショックで財布のひもが固くなり同じ新築であれば割安の建売を選択するケースも出てくることが予想されますので建売よりも成約件数は相当減少するでしょう。以上が私の予測するコロナショック後の不動産(住宅)の売れ行きです。