時が過ぎるって



当時は八方塞がりで

苦しい思いと感覚しか

残っていないような出来事を

振り返った時



あの時

ああしていれば…

こうしていれば…

違ったかもしれない



じゃなくて


あの時があったから

今のこれがあるんだと

腑に落ちたとき


初めて

時計の針が動くのかもしれない





もしかしたら

言い尽くされたことだろうけど


雨音を聞きながら

一枚の写真をふと見つめて


思い浮かんだこと