昨夜
予期せず吹雪いて
寒さに震えながら帰宅
車の窓越しに
吹きつける雪を
慌てて撮る
目で見たようには
写らないのは承知だけど
この瞬間を切り取りたくて…
明け方まで続いた風の音
風に煽られて鳴る戸板の音
翌朝の光景を気にしながら
眠りに落ちては
気配に微睡んだ
太陽に出会えた
まだ少し風は強く
窓を開けるやいなや
冷気を押し込む
思い描いた雪景色は
そこにはなく
朝日に照らされ始めた
湿った色のいつもの風景
安堵が広がる
雪道への心配が解れただけでなく
昨夜うなされたから
ちゃんと目覚められたことへも安堵
今日も
良い一日を
みんなが幸せでありますように

