思春期のニキビは男性も女性も第二次性徴の始まりに伴うホルモンバランスの変化が原因です。
しかし思春期を過ぎても出来るいわゆる「大人のニキビ」は、ストレスなどによるホルモンバランスの失調や
角質層を傷めたり剥がしすぎたりなど、間違ったスキンケアに原因があります。
皮脂分泌が特別過剰でない大人のニキビが出来る原因は「皮脂が詰まりやすい肌」になっていることです。
以前より皮脂が少なくなっている肌にニキビが出来るのはスキンケアに問題があることもあります。
毛穴は閉じているのが普通の状態ですが、このような状態では毛穴は硬くならず、皮脂が多くても自然に
押し出されていきます。
しかし毛穴の周囲の壁を作っている角質が硬くなると毛穴出口付近が先に硬くなり、それが蓋の役目を
するときにニキビが出来るのです。
角質が硬くなるのは、角質層が何かのダメージを受けているからで、まずは洗顔などで角質を
剥がしすぎないことが大切です。
そして洗顔後の保湿と保護はもちろんですが、スキンケアの他に注意したいのは無意識に肌に触ったり
こすったりする癖も角質を痛めることがあります。
その他、ダイエットや不規則な生活などによるホルモンバランスの乱れもニキビの原因になります。
特に成長ホルモンの分泌が増加する午後10時~午前2時に十分な睡眠がとれると良いです。
適度な運動や入浴などもストレスを和らげるのに効果的です。
食事面では栄養バランスのとれた食事をする(ビタミンA、B2、B6、C、Eや食物繊維の多い
食材を多くとる)油っぽいものや辛いものなど刺激の強い食べ物を控える、飲酒を控えるなど
心がけると良いです。
角質にダメージがある状態にこのようなストレス的な条件が重なると「大人のニキビ」になってしまいます。