人と接するのが苦手で,だけど人の中で生きたくて,今の職業を選んだ.




人の中で生きることを身につけるには,人とかかわる仕事をするのが確実だと思ったから.




でも,実際は苦手なものに毎日触れなければいけないから,それはそれは疲れるのだ.



自分はこんな日々を耐えていて,何かを身につけているんだろうか.





何だってそうだけど,そう簡単に自分って変わってくれないな.




好きなことや得意なことを仕事にできればいいんだろうけど,それはそれでくるしいんだろうな.
でもうらやましいな.
ああ,こうやっていつも逃げるから,大事なものを得られないんだな.




さて,明日は出張で研修だ.





検査資格を取るための研修で,事前学習がいらないから,気楽なもんだ.




思えば,大学生活ってこうだったよな.


何も考えずに,講義の内容を受け取る日々.



まさにモラトリアム.




あの日々を懐かしく思うけど,テストや課題のプレッシャーは確かにあった.



しっかりと思い出すと,それはそれで息苦しくて,
美化を実感する.





現実逃避しても時間が過ぎるだけ.


そうして今日も明日に備えて寝るのです.
1分でも睡眠時間を稼ぐ.とくに憂鬱なときはそれが建設的だ.
そんな現状に疑問をはさんでも堂々巡りだ.
くそ.
この時期になると無性に体調が悪くなる.


なぜだろう.意識したのは中学のころだから,もう随分の付き合いになる.


日照時間の少なさや,気温の変化に体が追いつかないせいだと考えているのだけれど.



この苦しみとさよならする方法はあるのだろうか.


憂鬱な気分と共に,自分のあり方について考える際限の無い思考の繰り返し.



自分はどんな風に生きたいんだろう.


楽していきたいに決まっている.当たり前だ.



今の仕事は辛い.楽しいときは楽しいけれど,全体を通して俺は疲弊している.



しかし,おそらく単調な毎日の繰り返しになった場合,それはそれで苦しむんだろう.



曰く,「俺はこのままでいいのだろうか」と.



だから,厳密に言うと,俺は楽をしていきたいわけじゃない.「有意義な時間をすごしたい」のだ.



それは,好きなことに触れている時間や,目標となる何かに向かっている,あるいは目標に繋がる何かをしている実感がある時間.


テニスの大会で勝つために,テニスの練習をする.そして,練習と共に上達している実感を持つ.そんな日々.


ライブでピアノを弾くために,曲を弾く練習をする.そして,曲が弾けるようになって,仲間とあわせる.完璧なハーモニーに鳥肌が立ち,より練習に励む.そんな日々.


そしれ,それが収入に直結するなら,なお素晴らしい.


でも,実際はそんな時間はとても得がたいものだし,それも続くとしんどくなるときが必ず来る.



日常の重さ.普通に生きることの難しさ.


やりなおしは効かない.わかっていても,悔いを残さず生きることはできない.


いや,そんなことを言いたいわけじゃない.


俺は,俺に合った道の上で,それなりのやりがいを得ながら,お金を稼いで,好きな人と好きな場所で暮らしたい.


でも,そんなことがかなうわけが無い.どうしたら理想に近づけられる?


どうしたら,もう二度と来ることのない今を愛せるようになる?



不動産

文章の仕事
プログラマ
エンジニア



どれも興味を持ったけれど,俺の人生とは交わっていない仕事だ.


その仕事たちと,人生を交わらせるには,大変な労力を伴うのだろう.


そのなかで,俺が今以上に「良い暮らし」を手に入れる職業はあるのだろうか.


やってみないとわからない.しかし,やってみたら取り返しはつかない.



このおそろしさ.



なぜ働くのか.生命の安全が保証された現代で育った人間は,そして続く不況の中では,多くの人が抱える疑問だと思う.


でも,根底にある答えはシンプルだ.生きるため.お金を稼ぐため.


俺がもし,経済的に自由になれるのであれば,今の仕事は続けているだろうか.いや,おそらく続けていないと思う.



できれば,お金があっても続けているくらい,今の職業を続けていたい.



そういう時期もある.でも,そう思い続けることは今のところできていない.
だって,しんどいから.


経済的自由を得るためにはどうしたらいいものか.
株?投資信託?金融?


少なくとも,お金にまつわることは知らなければいけないだろう.



本だけでは,わかったような気になるだけだ.株でも始めてみようかしら.
でもきっと,そう思っている若者はたくさんいるんだろう.



やってみなければわからないか.
この時期の雨は時雨というらしい.


季節を進める雨だ.確かに雨のたびに寒くなっている気がする.


少しずつ澄んでいく空気に,冬の寒さを想う.



雪の少ない土地で育った僕にとって,幼少期そのまま,雪の降る日と言うのは特別な気がする.

なんだかわくわくするのだ.



大人になった今でも,雪かきの辛さというよりは,気分の高揚のほうが勝る.




光を反射して妙に明るい夜.音を吸収して静かな夜.


深深と降り積もる夜.降り終わってこんもりした雪に,月明かりが澄んでいる夜.




あれ,夜ばっかりだ.




そんな夜に,心を許した人と一緒に,蜂蜜入りのホットミルクを飲むと言うのは,僕の妄想,もとい憧れだ.



雪の話題にはまだ早いか.




ちなみに蜂蜜と言うのは,それそのものよりも,ミルクに入れた後のほうが香りが引き立つのだそうだ.
蓮華は蓮華の,桜は桜の,りんごはりんごの蜂蜜のにおいがするらしい.




ホットミルクが美味しい季節になってきたな.