私は、自分で言うのもおかしいのですが
おしゃべりで、口の軽い人間です。

そんなことから
最近、ガンが再発したことを
ブログやメールで伝えたら
まー、返信の嵐です。
わざわざ、家に訪ねてくれる友達もいます。

返って、心配させたなあと
後で後悔しましたが
友達の優しい言葉に触れると
やはり嬉しいです。

不思議なことに
しばらく音信不通だった旧友から
連絡が入るようになりました。
気心がしれているから
遠慮なく話せて、とても楽しい‼

知人の数は、前より少なくなったけど
いま、大切な人だけが残って
私と繋がってくれている。

私は友達に恵まれている。
これは私の大切な財産です。

こんな幸せモンはありません‼

友達の愛に応えるためにも
一所懸命、生きますね❤❤❤

また入院しました。

悪性リンパ腫の発症から13年。
11回目の再発です。
正直、治療が段々困難になってきています。

ですが、いまの私はとても楽な気持ちでいます。
と言うのは、それなりの終活が進んでいて
どうにか、残された人に
伝える手筈がついたからです。 

長くガンを患うのも悪くありません。
その期間、いろいろ考える時間があるからです。
やはり、「立つ鳥あとを濁さず」で
生きたいですものね。

先のことをモヤモヤし、不安に感じながら
生きるより、死に方を明確にすることで
返って、すっきりし、
いい生き方もみつかるような気がします。

参考にしてみてください。

今回の再発と転移は、夫には当分内緒にしようと思いました。

なぜなら、それを告げると、必ず自分の手術を取りやめるからです。

もう夫には、私のために延び延びにさせたくありません。

幸い、私の症状も夫に気づかれることなく

夫は入院を予定していました。

 

ところが、突然、手術を執刀する医師から主人に電話がかかりました。

「個人的な都合で申し訳ないけど、日程を3週間延ばしてくれませんか」と。

私のことなど何も知らない夫は「はい、わかりました」と言っていました。

 

ですが、横でそれを聞いていた私は、大慌て。

思わず「えっ!私が入院しなくてはならないのに」と

言ってしまいました。

医師と話しながら、それを聞いた夫は、医師と電話中にもかかわらず

「入院?そんなのはじめて聞いた。それなら俺は手術などしない!」と叫ぶのです。

私は「そんなことを言うのをわかっていたから、いままで頑張って黙っていたのに。

お願いだから、いま手術をして」と涙声で哀願していました。

 

それでも「手術はしない!」と頑固に言い放ち

しまいには、電話口の医師に「先生、そういうことですから、手術は取りやめにします」

と断り、電話を切りました。

 

私は、それに唖然。

「あなたが入院しないなら、私も入院しない」と断言までしてしまいました。

手術の取りやめは、どうしてもあきらめきれず、

これ以上、私が夫に頼んでも拉致があかないと思い

執刀医から手術をするように進言してもらうために

病院に電話を入れました。

執刀医は、すでに手術室に入り、話すことができませんでした。

それでもやりきれない私は、電話口に出た看護師さんに

私の事情、これまでの経緯などを話し、先生から手術をするように言ってもらえないかと頼みました。

そうすると、その看護師さんは私の気持ちを汲み取ってくれ

後から先生にお電話をいれてもらいますから、待っていてくださいと言ってくれました。

そして数時間後に、執刀医から電話が入りました。

「手術は受けられた方がいいと思いますよ。そうでないと奥様も入院されても心配でしょうがないと思いますよ」

と言ってくれました。

それを聞いた夫は、しょうがないなあと思ったのか、しぶしぶ受けることにしました。

手術も3週間後ではなく、予定より一週間延びただけでした。

 

手術する、しないで、とんだ夫婦喧嘩をしてしまいましたが

私たち夫婦は、お互いのことを思い合っているんだなあと

少し、胸が熱くなりました。

 

夫がいての私。

少しでも長く、夫と過ごせることを願ってやみません。